イスファハン州の革命防衛隊作業場でガス漏れ、2人死亡
発生日:2024年8月29日
イラン国営テレビによると、イスファハン州にあるイラン革命防衛隊の作業場でガス漏れが発生し、2人が死亡、ほかに10人が負傷した。ガス漏れは水曜夜、革命防衛隊が所有する作業場で起き、負傷者は治療のため病院に搬送された。イランの治安機関の一つで起きた重大な内部事故となった。
AP通信が伝えた同州革命防衛隊の声明によると、死亡したのはモジタバ・ナザリ大尉とモフタル・モルシェディ中佐と特定された。この点が重要なのは、この事故が一般の作業員だけでなく、上級の隊員にも及んだことを示しているからだ。声明は、窒息による死亡だったのか、ガス漏れに伴う爆発によるものだったのかを明らかにせず、10人の負傷者が具体的にどのように負傷したかも説明しなかった。
情報源はまた、緊張が高まる状況を背景として、このガス漏れを位置付けている。イランでは近年、革命防衛隊の施設で死者を伴う爆発が複数発生しており、2011年にはテヘラン近郊のミサイル基地で爆発があり、17人が死亡した。記事は今回のガス漏れを破壊工作によるものとはしていないが、イラン当局者がイスラエルの関与を疑った事例を含め、過去の事件にはしばしば疑惑が伴ってきたと指摘している。
この背景が重要なのは、イスファハン州が国内のどこにでもある地域ではないからだ。同州には地下のナタンズ濃縮施設を含む主要な核・防衛施設があり、AP通信によると、イスラエルは長年、この地域を戦略的な関心の対象とみなしてきた。記事はまた、その1カ月前にイスラエルがテヘランでハマスの政治指導者イスマイル・ハニヤを殺害したとするイランの主張にも触れ、この殺害によって地域全体の緊張が高まったとしている。
同時に、情報源はこのガス漏れをより広範な説に結び付けないよう慎重だった。攻撃が原因だとは述べず、この作業場での事故を外部のいかなる主体とも関連付けていない。確認された事実はより限定的で、死者2人、負傷者10人、イスファハン州の革命防衛隊作業場、そして被害が生じた正確な仕組みについて直ちに説明がなかった、ということだ。
イランにとって、この不確実性と戦略的な重要性の組み合わせにより、今回の出来事は労働安全と国家安全保障の交差点に位置する。防衛・核インフラと結び付いた州で発生すれば、一つの作業場で報告されたガス漏れでさえ、解釈が難しくなる。
このガス漏れは、イスファハンで起きる出来事がなぜ注視されるのかも示している。AP通信は、ナタンズを含むイランの核施設の多くが同州にあり、この地域では過去にもドローンや防空をめぐる事案が発生していると指摘した。今回は破壊工作の証拠がなくても、イスファハンにある革命防衛隊施設での労働災害は、必然的に安全保障、監視、地域的緊張という観点から解釈される。
イスファハンで報告されてきた攻撃の歴史があるからこそ、原因不明のガス漏れでさえ注目を集める。AP通信は、2011年のミサイル基地爆発、その後のドローン事案、そしてイランの主要な濃縮施設であるナタンズに近い同州の位置に言及した。これは今回のガス漏れについて何かを証明するものではないが、当局者や外部の観測筋が、この作業場での事故を日常的な産業事故以上のものとして扱う理由を示している。



