スペインの司法総評議会は2024年9月3日、最高裁判所判事イサベル・ペレリョを議長に選出した。これによりペレリョは、同評議会と同国の最高裁判所の双方を率いる人物に選ばれた初の女性となった。
ペレリョは評議員20人のうち16人の票を獲得した。残る4票は、同じく最高裁判所判事のアナ・フェレールに投じられた。この結果は、選出に必要な5分の3に当たる12票を余裕で上回り、保守派と関係する評議員10人全員と、進歩派評議員6人の支持を合わせたものだった。
この投票により、新たに刷新された評議会が合意候補を見いだせずにいた中で行われた5回の正式会合と広範な非公式協議に決着がついた。スペインの二大政党である社会労働党と国民党は、5年間の行き詰まりを経て、7月に同機関を刷新することで合意していた。その後、評議会は自らの議長を選ぶ必要があった。
ペレリョが有力候補として浮上したのは交渉の終盤になってからで、評議員らが当初の最高裁判所判事7人の候補者名簿以外からも検討することで合意した後だった。進歩派が当初推していたピラール・テソは辞退した。保守派の評議員がペレリョを推薦し、進歩派の過半数が妥協案として彼女を受け入れた。
1958年にサバデイで生まれたペレリョは、1985年に司法界入りし、2009年に最高裁判所の行政法部に加わった。それ以前には、マオン、バルセロナ、カタルーニャ、アンダルシアの裁判所に加え、全国管区裁判所でも勤務した。また、憲法裁判所で法律顧問も務めた。「民主主義のための裁判官」と関係があり、一般に進歩派とみなされていた。
彼女の選出には、女性初という節目を超えた制度上の意義があった。評議会は上級司法職の任命と懲戒問題を監督しているが、委員構成の刷新が長期にわたって実現しなかったことで、評判が傷ついていた。保革が同数の新たな評議会は、議長職を埋めて正常な運営を始めるために、両陣営をまたぐ支持を必要としていた。
フェリックス・ボラーニョス司法相は結果を歓迎し、両職に初めて女性が就任することを重要な進展だと評した。一方、評議員らは、政党が事前に交渉した人物をただ追認したのではなく、自分たち自身で選択したことを強調した。
日程には余裕がなかった。ペレリョは国王フェリペ6世の前で宣誓または誓約を行い、水曜日に就任する見通しで、これにより木曜日の司法年度の正式な開幕式を主宰できることになった。彼女の選出は指導部の空席を埋め、再構成された評議会内の当初の行き詰まりを終わらせるとともに、スペイン司法界のトップにおける歴史的な壁を打ち破った。



