発生日:2024年9月7日。 レバノン保健省によると、同国南部の町ファルーンに対するイスラエルの攻撃で、レバノン民間防衛隊の救急隊員3人が死亡し、2人が負傷した。負傷した救急隊員のうち1人は重体と報じられた。
同省によると、隊員らはそれ以前のイスラエルによる攻撃で発生した火災の消火活動に当たっていたところ、消防車が攻撃を受けた。同省は、レバノンの公的な緊急サービスに対する攻撃だとして事件を非難し、医療または緊急対応チームが巻き込まれた攻撃としては12時間以内で2件目だと述べた。それ以前には、カブリハに対するイスラエルの空爆で救急隊員2人が負傷したと報じられていた。
イスラエル軍は、ファルーンでの作戦について異なる説明をした。攻撃により、同地域のヒズボラ軍事施設で活動していたアマル組織のメンバーを殺害したと述べた。提供されたイスラエル側の声明は、殺害したとする戦闘員の人数を明らかにしておらず、死傷者に民間防衛隊の隊員が含まれていたというレバノン側の説明にも言及しなかった。
レバノンのナジーブ・ミーカーティー首相は、国際法違反だとして攻撃を非難した。また、敵対行為について協議するため、西側諸国の大使や国際機関との会合を開く方針を発表した。
レバノン保健省によると、国境を越えた紛争が始まって以降、緊急対応・医療従事者の累計被害は救急隊員25人と医療従事者2人が死亡し、さらに救急隊員と医療従事者94人が負傷した。同省による発生日当時の集計を反映した数字だ。
ヒズボラは、ファルーンへの攻撃に対する報復として、イスラエル軍司令部に複数のミサイルを発射し、死傷者が出たと主張した。提供された情報からは、イスラエル側の死傷者を独立して確認できず、100発を超えるという正確なミサイル数を裏付けることもできなかったため、いずれの主張も確定した事実として述べることはできなかった。
この事件は、ガザでの戦争と並行して2023年10月8日から続いていた、イスラエルとヒズボラ間の砲火の応酬が激化する中で発生した。イスラエルとレバノンの国境の両側では、数万人の住民が避難を余儀なくされていた。
民間人の死者数の推計は、報告対象期間と情報源によって異なっていた。国連人道問題調整事務所は、2023年10月8日から2024年8月26日までに、少なくとも民間人133人が死亡したと記録した。提供された報告で引用されたレバノン保健省の集計は、死傷者2,412人のうち564人が死亡したとしており、民間人だけではない、より広い集団を対象としていた。
ファルーンへの攻撃をめぐる相反する説明により、特に現場にいた人々の立場など、主要な事実について見解が分かれたままとなった。提供された複数の説明が一貫して確認しているのは、民間防衛隊の救急隊員3人が死亡し、2人が負傷したこと、そしてレバノン側が隊員らは火災対応に当たっていたと説明する中、緊急車両が攻撃を受けたことだった。この出来事により、国境沿いの敵対行為が激化する中で、初動対応要員が危険にさらされていることへの懸念が強まった。



