出来事の日付:2024年9月15日。 SpaceXのポラリス・ドーン乗組員は、初の商業宇宙遊泳を含む民間資金によるミッションを完了し、軌道上での5日間を経て地球に帰還した。ドラゴン宇宙船「レジリエンス」は、現地時間03時37分(GMT午前7時37分)直後にフロリダ沖へ着水した。
民間人4人の乗組員は、ミッションリーダー兼資金提供者のジャレッド・アイザックマン氏、退役米空軍パイロットのスコット・ポティート氏、SpaceX従業員のサラ・ギリス氏とアンナ・メノン氏で構成されていた。アイザックマン氏とギリス氏は、政府の職業宇宙飛行士団に所属しない人物として初めて宇宙遊泳を行った。
ドラゴンにはエアロックがないため、船内全体を減圧する必要があり、アイザックマン氏とギリス氏が船外へ出ている間、乗組員4人全員が真空にさらされた。ライブ映像には、地球上空約435マイル(700キロ)で2人が宇宙船から出る様子が映った。新たに開発された宇宙服によってこの活動が可能となり、その高度は過去のどの宇宙遊泳よりも高かった。
ミッションはまた、最高高度1,400キロ(870マイル)に到達した。これにより乗組員は、1972年の最後のアポロ計画以降、人類が到達した中で最も地球から遠い地点まで移動した。再突入では別の極限に直面した。宇宙船は時速約7,000マイル(時速11,265キロ)で大気圏内を移動する間、摂氏約1,900度(華氏3,500度)に近い温度にさらされた。
5日間の飛行中、乗組員は40件を超える実験を実施した。これには、宇宙飛行が人間の健康に及ぼす影響に関する研究や、ドラゴンとSpaceXのスターリンク衛星間のレーザー通信試験が含まれていた。
バイオリン奏者として訓練を受けたギリス氏は、その接続を音楽の実演に利用した。選曲は『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の「レイのテーマ」で、地球上のオーケストラが伴奏し、その録音は宇宙空間での接続性を試験するためスターリンク経由で送信された。このプロジェクトは、ポラリス・プログラムが資金を募っていたセント・ジュード小児研究病院と共同で制作された。
レジリエンスは火曜日早朝、フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。着水後、NASAはこのミッションを商業宇宙飛行にとって重要な前進だと表現した。この飛行では、これまで政府の計画でのみ扱われてきた条件下で宇宙服、船内減圧、健康研究、通信を試験することにより、民間有人ミッションを軌道への輸送の枠を超えて拡張した。
ポラリス・ドーンは、アイザックマン氏とSpaceXが共同開発する3回のミッションの第1弾として計画された。このプログラムには最終的に、当時まだ開発中だったスターシップ初の有人飛行が含まれると見込まれていた。日曜日の回収によって最初のミッションは完了したが、より広範なプログラムが終了したわけではない。その主要な達成事項は、高高度軌道、商業宇宙遊泳、そして5日間を経た乗組員4人全員の安全な帰還だった。レーザー通信、宇宙服、再突入でも、将来の民間ミッション向けのシステムが試験された。4人全員がレジリエンスに乗って無事帰還した。



