# トルドー首相、不信任投票を乗り切るも保守党はさらなる攻勢を準備
要旨: カナダ首相は議会で最初の試練を乗り越えたが、少数与党政権は新たな野党の圧力と悪化する政治的逆風に直面している。
カナダのジャスティン・トルドー首相は議会での不信任投票を乗り切ったが、この結果によって少数与党政権を取り巻く圧力が和らぐことはほとんどない。
動議は水曜日に否決され、証拠資料に記録された最終集計は反対211票、賛成119票だった。これは、保守党が政権を倒して選挙を実施させるのに必要な他党の支持を得られなかったことを意味する。
この投票は、保守党がトルドー政権を倒すための一連の試みになるとしていたものの第1弾だった。失敗の直接的な理由は、野党党首ピエール・ポワリエーヴルが新民主党(NDP)やブロック・ケベコワを味方に付けられなかったことだ。
これが重要なのは、トルドー政権が自由党議員団の外からの支持に依存する議会上の取り決めによって存続してきたからだ。資料によると、2021年の前回連邦選挙後はNDPとの合意が政権維持に役立っていたが、ジャグミート・シンが支持を撤回したことで、その取り決めは9月初めに崩壊した。
トルドー首相にとっての政治的問題は、単なる票数ではなく、その指導力をめぐるより広範な世論の空気だ。支持率は急落しており、資料は、住宅を購入できないほどの価格高騰や生活費をめぐる国民の不満を挙げている。自由党は夏の間に2つの補欠選挙でも敗北した。
それでも、野党側には独力で直ちに選挙を実施させるだけの議席がない。保守党には定数338の下院で過半数が必要であり、他党が動議を否決する側に回ったため、それに届かなかったことが資料から明らかになっている。
不信任投票が失敗したこの日、トルドー首相はフランスのエマニュエル・マクロン大統領を迎える予定でもあった。この点は、国内の不安定さと外交上の義務が並行して生じ得るため、首相が議会での防戦と国際的な公務を同時に両立させなければならないことを浮き彫りにしている。
今後の展開は、今回の投票そのものより重要になる可能性がある。保守党は翌日、少なくともさらに2件の不信任動議を提出する予定だと述べた。それらの試みも失敗すれば、トルドー首相はなお政権にとどまれるかもしれないが、政治的な立て直しの兆しがほとんどないまま、攻撃を受け続けることになる。
現時点で、この結果は政府が存続していることを示している。しかし、それは包囲下で存続する政府であり、その包囲が解ける気配はない。



