世界保健機関(WHO)はエジプトをマラリア清浄国に認定した。同国が数十年にわたりこの病気の撲滅に取り組んできた末に達成した、公衆衛生上の大きな節目となる。証拠資料に含まれるBBCの報道によると、この認定は、エジプトが少なくとも3年連続で感染伝播を遮断し、マラリアが再び定着するのを防ぐ能力があると示したことを意味する。
WHOの決定が重要なのは、認定が自動的に与えられるものでも、象徴的なものでもないからだ。認定は、感染伝播の持続的な遮断と、再定着を阻止する能力を国が実証した場合にのみ与えられる。つまり、エジプトの認定は、一度のシーズンでの成功ではなく、長期的な監視を反映したものだ。同機関は、歴史的な偉業だとしてエジプト政府と国民を称賛した。
この病気そのものは、エジプトの歴史に深く根ざしている。WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長は、「ファラオたちを苦しめた」マラリアは今や同国の歴史の一部になったと述べた。この表現は、成果の大きさを端的に示している。マラリアは世界で最も根強い感染症の一つで、毎年少なくとも60万人が死亡し、そのほぼ全員がアフリカに集中している。エジプトほどの規模と歴史的負担を持つ国での撲滅には、持続的な公衆衛生上の取り組みが必要だった。
BBCの報道によると、エジプトは約100年前にマラリア根絶に向けた最初の取り組みを始めた。WHOはまた、初期の対策には、1920年代に住宅付近での稲作や農作物の栽培を制限するなど、人と蚊の接触を減らす措置が含まれていたと指摘した。したがって、今回の認定は短期的な介入ではなく、非常に長い取り組みの上に成り立っている。
エジプトは、アラブ首長国連邦とモロッコに続き、WHO東地中海地域でマラリア清浄国の認定を受けた3番目の国となった。世界全体では、44カ国と1地域が同じ地位を獲得している。しかしWHOは、認定は新たな段階の始まりにすぎないとの見解を示した。各国は国外から持ち込まれる症例を引き続き監視し、地域内での感染伝播の再発防止を継続しなければならない。
マラリア撲滅は脆弱であるため、この警戒は重要だ。病気が再び定着すれば、国はその地位を失う可能性がある。WHOが監視と予防を重視していることは、この認定が一つの到達点であると同時に警告でもあることを示す。成功は維持されなければならない。
エジプトにとって、この決定は公衆衛生上の勝利であると同時に、政治的な勝利でもある。これは、インフラ、監視体制、長年にわたる政府の継続的な取り組みを反映している。また、かつて日常生活に深く入り込んでいた病気を克服した、世界でも少数の国々の一員となったことを意味する。



