# フィリピンでトラミの死者増加、救助隊が浸水地域を捜索
発生日:2024年10月27日
2024年10月27日、フィリピンでは熱帯暴風雨トラミによる死者数が急増し、救助隊は浸水した地域、孤立した村々、家族が行方不明になったと報告された湖で捜索を行った。
アルジャジーラの報道によると、暴風雨により少なくとも100人が死亡し、さらに36人が行方不明となった。当局者らは、洪水や地滑りによって孤立していた場所に救助隊が到達するにつれて、犠牲者数はさらに増える可能性があると警告した。暴風雨が国内を横断する中、50万人を超える人々が自宅から避難した。
報道で最も被害が大きい州として挙げられたのは、マニラ南方のバタンガス州で、州警察本部長によると死者数は55人に達していた。ビコル地方の警察も38人の死亡を記録し、その大半は溺死に関連していた。カビテ州でも感電死や溺死を含む死亡例が別途報告され、ほかの州でも遺体が収容されたため、その段階での警察および災害対策機関の数字に基づく死者数は100人に達した。
捜索隊はバタンガス州のタール湖で7人家族の捜索を続けており、当局者らによると、南カマリネス州の一部では多くの住民が屋根や建物の上階に取り残されたままだった。天候は一部地域で清掃・救助活動を行えるほど回復したが、地元当局は、アクセスが容易になることで、土砂崩れや洪水で孤立していた場所からさらに多くの犠牲者が見つかる可能性があると述べた。
報道はバタンガス州における災害発生の仕組みについても伝えた。そこでは雨によって引き起こされた地滑りが住宅を埋め、泥、巨岩、倒木の中から20人を超える遺体が収容された。この詳細は、暴風雨による犠牲が洪水だけでなく、不安定な地盤への豪雨が生んだ二次災害によっても生じたことを浮き彫りにした。
トラミは、報道の数字がまとめられるわずか数日前の10月24日にフィリピンを襲った。トラミは瞬く間に、同年の同国で最も多くの死者を出した暴風雨の一つとなった。フィリピンでは年間約20個の大型暴風雨または台風が発生するが、記事は、より広いアジア太平洋地域で暴風雨のパターンが変化し、沿岸近くで発生し、より急速に勢力を強め、上陸後もより長く存続するようになっていることを研究者らが突き止めたと指摘した。
報道は、状況が流動的なままであることを明確にした。死者100人という数字と、死者・行方不明者計136人という見出しとの差は、救助隊が活動を続ける中で、死者数と行方不明者数がなお変動していたことを反映している。しかし、すでに確実だったのは、トラミが複数の州に広範な影響を及ぼす大災害となり、捜索活動の終了がまだはるか先だったということだ。
情報源について
この記事は、2024年10月27日に報じられた犠牲者数、救助活動、州別内訳に関するアルジャジーラの記事を使用している。



