パキスタンでポリオ予防接種活動を狙った爆発、9人死亡
発生日:2024年11月1日。 バロチスタン州マストゥングの女子校付近で爆発があり、児童5人を含む少なくとも9人が死亡、23人が負傷した。当時、警察はポリオ予防接種活動を警護していた。この攻撃により、パキスタンが公衆衛生活動を武装勢力の暴力から守るために続けている闘いに、新たな暴力の一章が加わった。
資料一式によると、標的はポリオ予防接種チームを迎えに向かっていた警察車両だった。警察のラフマト・ウラー上級警視はロイターに対し、爆発発生時、車両はチームを迎えに行く途中だったと語った。爆発は、学校付近に駐車されていたオートバイに取り付けられた即席装置によって引き起こされたとみられている。その後、重傷を負っていた男性2人が病院で死亡し、死者数は9人となった。
犠牲者には子ども、警察官、通行人が含まれていた。シャバズ・シャリフ首相は攻撃を非難し、モーシン・ナクヴィ内相は子どもを標的にすることを残虐行為だと述べた。直ちに犯行声明を出した集団はなかった。資料一式によると、イスラマバードは国境を越えた攻撃を容認しているとしてアフガニスタンのタリバン政権をたびたび非難してきたが、今回の事件では責任を裏付ける証拠は確認されていなかった。
爆発は、パキスタンでその年3回目となる全国的なポリオ予防接種活動の最中に起きた。活動は、ポリオ症例の増加を受け、71地区で5歳未満の子ども4,500万人にワクチンを接種することを目指していた。資料一式によると、パキスタンでは同年、主にバロチスタン州とシンド州で41例が記録されていた。症例数は2022年の20例から2023年には6例に減少していた。ポリオが常在する国は、パキスタンとアフガニスタンだけだった。
この攻撃は、より長期的なパターンにも当てはまる。武装集団は、接種が不妊化計画の一環だという虚偽の陰謀論を広め、予防接種チームを繰り返し標的にしてきた。資料一式によると、パキスタンではすでに北西部で死者を伴う攻撃が急増し、南部では分離独立運動が起きており、バロチスタン解放軍が同州で最も活発な集団だった。
マストゥングでの爆発をとりわけ深刻なものにしているのは、遠隔地の車列や孤立した検問所が標的になったのではないという点だ。学校付近で、子どもを対象とする公衆衛生活動と並行して発生した。ポリオの流行を抑えようとしている国で、この暴力は予防接種活動を、再び多数の死傷者と恐怖を生む現場へと変えた。
マストゥングでの爆発はまた、保健活動への攻撃が直接的な死傷者を超えて影響を広げ得ることを示した。一度の爆発で子ども、警察官、居合わせた人々が死亡しただけでなく、数百万人の子どもに接種するための予防接種活動への信頼も脅かされた。ポリオが今なお常在する国では、活動に対する暴力が根絶の取り組みをさらに困難にし、公衆衛生従事者を同じ危険にさらし続ける。
この攻撃は、分離独立派の暴力や国家要員への攻撃によって日常生活が繰り返し妨げられてきたバロチスタン州の、より広範な治安問題の一部でもある。しかし、女子校付近という場所と公衆衛生活動中というタイミングにより、爆発は特に破壊的なものとなった。日常的な予防接種の護衛任務を多数の死傷者が出る現場へと変え、今後の活動に対する警告となった。



