米国は、スーダンの即応支援部隊(RSF)の上級司令官アブデル・ラフマン・ジュマ・バルカラに対し、西ダルフールで行われた人権侵害に重大な責任があるとして制裁を科した。
米財務省によると、バルカラはRSFの西ダルフールでの作戦を統率し、2023年5月以降スーダンで続く民間人への暴力に主たる責任を負う当事者の一人である。同省は、彼の部隊が性的および民族的動機に基づく暴力を特徴とする作戦を展開したと述べ、西ダルフール州知事ハミス・アバカの拉致と殺害にも彼が関与したとしている。
今回の制裁により、すでにこの戦争で最も残虐な戦域の一つの中心人物となっている司令官への圧力が強まる。スーダン軍とRSFの紛争は2023年4月に始まり、それ以来、世界最悪級の人道危機の一つを引き起こしている。資料によると、国外へ逃れた240万人を含む1,000万人以上が避難を余儀なくされ、約2,500万人が支援を必要としているほか、避難民キャンプでは飢饉が発生している。
ブラッドリー・スミス財務次官代行は、米国は引き続き紛争の終結に注力していると述べ、民間人の権利を守りながら和平協議に参加するよう双方に求めた。この発言が重要なのは、ワシントンが懲罰的措置と外交的メッセージを組み合わせていることを示すためだ。制裁はそれ自体を目的とするのではなく、戦争の行方に影響を与えるための、より広範な取り組みにおける圧力手段として用いられている。
この措置は、国連が同じ司令官を対象に講じた措置の直後にも行われた。資料によると、国連安全保障理事会の委員会はそのわずか数日前、バルカラを制裁対象に指定し、渡航禁止と資産凍結を科していた。米国と国連の措置を合わせて見ると、ダルフールでの作戦を、この戦争における最も明白な残虐行為のパターンの一つとみなす国際的な合意が広がっていることがうかがえる。
戦争そのものは、スーダン軍トップのアブデル・ファタハ・ブルハンと、ヘメティの通称で知られるRSF指導者モハメド・ハムダン・ダガロとの争いになっている。バルカラへの制裁でこのより大きな紛争が解決するわけではないが、西ダルフールでの作戦を巡って民族を標的とした攻撃や性暴力について特に強い非難を受けてきた現地司令官を孤立させる効果はある。
資料には、バルカラ、RSF、スーダン当局からの反応は記載されていない。また、米国の措置に伴う通常の制限を超えて、この制裁が彼の移動や資金にどのような直接的かつ実務的な影響を及ぼすかについても触れていない。それでも、政治的メッセージは明白だ。ワシントンは、民間人に対する破壊的な作戦の中心にいるとする司令官を名指ししている。
読者にとっての重要性は、そのタイミングと標的の組み合わせにある。個人の司令官に制裁を科すことと、国連による最近の制裁対象指定に続いて制裁を科すことは意味が異なる。両者を合わせると、スーダン戦争に対する国際社会の対応が、単なる広範で象徴的な非難ではなく、ダルフールでの残虐行為に対する個人の責任追及へと一層重点を移していることが分かる。



