発生日:2024年11月19日
ボーイングは、全社で約1万7,000人、従業員のおよそ10%を削減する計画の実施に着手し、ワシントン州で2,199人を解雇すると報告した。削減はボーイングの民間航空機、防衛、グローバルサービスの各部門に及び、米国の複数の州にある拠点に影響すると見込まれていた。
ワシントン州の人数は、同州の雇用保障局に提出された通知に記載された。通知前、ボーイングはワシントン州で約6万6,000人を雇用していた。航空宇宙専門技術者協会の組合員400人超が通知を受けたが、1月半ばまでは給与支払い対象にとどまる見込みだった。Assembly Magazineによると、オレゴン州ポートランドでもさらに50人の削減が計画されていた。
ボーイングは、財務、規制、製造上の問題が重なる状況に直面する中、10月により広範な削減を発表していた。約2カ月に及んだ機械工のストライキはキャッシュフローを圧迫し、組立ラインを停止させていた。労働組合に加入する機械工は、操業停止が終わった後の11月前半に職場へ戻り始めた。
最高経営責任者(CEO)のケリー・オルトバーグは10月のアナリスト向け電話会議で、ストライキ自体が解雇の理由ではないと述べた。操業停止が、この決定を実施する際の厳しい財務環境の一因となっていたにもかかわらず、同氏は人員削減の理由を過剰雇用にあるとした。
同社の問題は労働争議以前から存在していた。2018年と2019年に起きたボーイング737 MAXの2件の墜落事故では346人が死亡し、同社の財務と評判が損なわれた。2024年1月には、アラスカ航空機の胴体からパネルが外れ、改めて厳しい監視の目が向けられた。米連邦航空局は737 MAXの生産を月38機に制限しており、ストライキで作業が止まった時点で、ボーイングはまだその水準に達していなかった。
人員削減通知は、削減が地理的にも組織的にも広範囲に及ぶことを示していた。報道では、単一の工場や事業部門ではなく、ワシントン、ミズーリ、アリゾナ、サウスカロライナ各州の事業が影響を受けるとされた。ボーイングはバージニア州アーリントンに本社を置く。
1万7,000人という数字は計画上の総数であり、11月19日に解雇された人数ではない。同様に、約2万人の従業員に言及した別の見出しも、基となる記事で報じられた全社的な具体的総数を変えるものではなかった。その時点で確認された措置は、今後数カ月にわたり進むと見込まれる発表済みの削減の一環として、ワシントン州の2,199人を中心とする最初の大規模な通知が出されたことだった。
ボーイングの再建は、ストライキ後に生産を回復させ、規制当局の要求を満たし、財務を安定させられるかにかかっていた。しかし従業員にとって、再編はすでに企業目標の段階から、複数の部門と拠点にわたる個人宛て通知の段階へ移っていた。



