# マリ軍事政権、民政移管の遅れを異例の批判をした首相を解任
発生日:2024年11月20日
マリの軍事政権は、民政復帰を繰り返し先送りする軍指導部の決定を公然と批判したショゲル・コカラ・マイガ首相を解任した。
DWによると、解任はマイガが集会で深刻な課題と後退するリスクについて警告した後に行われた。その後、アシミ・ゴイタ将軍の政府は首相と内閣の職務を終了させる政令を出し、国営放送ORTMで読み上げられた。
今回の動きは、軍主導のマリの政治体制において、公然と異論を唱える余地がほとんど残されていないことを示している。同国は2020年と2021年に相次いで起きたクーデター以降、軍事政権の支配下にある。当局は2024年3月までに民政へ移行すると約束していたが、選挙は無期限に延期され、ゴイタは暫定大統領にとどまった。
マイガは軍事政権で最も目立つ文民の顔の一人となっていたが、次第に孤立も深めていた。DWによると、マイガは最近、軍指導部と距離を置き始めており、解任が近いとの観測が強まっていた。したがって、彼の解任は驚きというより、数カ月かけて進んできた政治的決裂の帰結に見える。
この解任は、マリで異論に対するより広範な弾圧が行われた後でもある。DWによると、当局は数カ月前、野党政治家や活動家十数人を逮捕していた。記事はこの動きを地域的な文脈にも位置付け、隣国ブルキナファソとニジェールも、サヘル地域の政治を一変させたクーデター後、軍の統治下にあると指摘している。
マリの軍事政権は、かつての西側諸国のパートナーから離れ、ロシアへ接近する急激な方針転換を進めてきた。報道によると、ロシアの民間軍事会社ワグネル・グループが北部でのジハード主義者に対する戦闘作戦を引き継いだが、同年初めの待ち伏せ攻撃で大きな損失を被ったとされる。この転換によって同国の安全保障上の協力関係は変化したが、根本的な不安定さは解消されていない。
マイガの解任は、軍事政権が、自らの文民の顔を務めてきた首相を切り捨てる代償を払ってでも、政治日程を掌握し続ける決意であることを示している。また、移行が長引けば長引くほど、軍指導部がかつて味方と見なされていた人物からの批判に、より公然と立ち向かう危険性が高まることも浮き彫りにしている。
マリ国民にとって当面の問題は、民政に戻る現実的な道筋が存在するのかどうかだ。軍事政権はすでに自ら定めた期限を守っていない。その事実を公言した首相を解任することで、たとえ控えめな内部批判であっても容認しない姿勢を明確にした。
その結果、マリの政治的な将来はさらに厳しく統制され、不確実性を増し、クーデターに伴って掲げられた約束から一層遠ざかることになる。



