# ベトナム、チュオン・ミー・ラン被告の死刑判決を維持、約110億ドル返済なら減刑の可能性
控訴審は死刑判決を維持したが、被告が詐欺による損失額の4分の3を返済すれば、終身刑に減刑される可能性があるとした。
NeoTechNews編集部
ベトナムの裁判所は、不動産界の大物チュオン・ミー・ラン被告に対する死刑判決を維持したが、約110億ドル、すなわち不正流用したと認定された金額の4分の3を返済すれば、減刑される余地も残した。2024年12月3日に報じられたこの決定により、同国最大級の金融犯罪事件は、長期に及ぶ政治的・経済的衝撃の中心であり続けることになった。
AP通信によると、67歳のラン被告は4月、総額125億ドルの横領と贈賄で有罪判決を受けた。この額はベトナムの国内総生産(GDP)の約3%に相当する。裁判所は、同被告が2012年から2022年にかけてサイゴン商業株式銀行を違法に支配し、約2,500件の融資を承認した結果、同行に約270億ドルの損失を残したと認定した。VnExpressは、控訴審が死刑判決を維持し、減刑する正当な理由はないと判断したと報じた。
この判決が重要なのは、刑を軽くする可能性が完全には閉ざされなかったためだ。AP通信は、ラン被告が損失額の4分の3を返済すれば、刑を終身刑に変更できる可能性があると裁判所が述べたと報じた。それでも極めて高いハードルであり、提示された証拠によると、弁護団は被告がすでに一部を返済したと主張した。裁判所はこれに同意せず、差し押さえられた一部資産には法的問題があり、検察側はその価値を査定できなかったとした。
この事件はまた、銀行システム全体に影響を及ぼす規模の経済腐敗に、ベトナムがどう対処するかを問う試金石にもなっている。AP通信によると、アナリストらはこの詐欺事件を、金融部門への信頼や同国のより広範な経済見通しへの懸念と関連付けている。政府はまた、中国からサプライチェーンを移す企業の受け入れ先としてベトナムを売り込もうとしており、それによってこの事件はラン被告個人を超える重要性を持つ。これほど大規模な不祥事は、最終的に当局が同被告に対して動くまで、どれほど監督が機能しなかったのかという疑問を生じさせるため、投資家を動揺させかねない。
ラン被告の弁護団は、罪を認めたこと、反省の意を示したこと、一部を返済したことなど、情状酌量の要素を指摘した。それでも裁判所は、被告の違反行為が銀行業務を損ない、社会秩序を乱し、信頼を失墜させたと認定した。こうした認定により、この事件は単なる個人の失墜ではなく、かつて同国の不動産・銀行界の中心近くにいた企業創業者に公的な責任を取らせるものとして位置付けられ続ける。
AP通信はまた、ベトナムでは死刑判決が直ちに執行されるわけではないため、法的手続きはまだ終わっていないと指摘した。ラン被告は今後も再審査や大統領による恩赦を求める可能性がある。しかし、より大きな結論はすでに明らかだ。控訴審は同国で最も重大な金融事件の一つにおける死刑判決を改めて確認する一方、減刑の可能性に至る唯一の道として、極めて高額な返済というハードルを残した。



