アラカン軍、マウンドーを制圧しバングラデシュ国境地帯を掌握したと発表

発生日:2024-12-09

ミャンマー軍と戦う少数民族武装勢力は、西部の国境の町マウンドーに残っていた最後の陸軍拠点を制圧したと発表した。同勢力によると、これによりバングラデシュとの国境全域を掌握したという。

この主張はアラカン軍によるもので、同軍はテキストメッセージでAP通信に対し、部隊が日曜日にマウンドーで最後の軍事陣地を制圧したと述べた。APの報道によると、同軍はこの制圧を、2023年末以降着実に勢力を拡大してきたラカイン州で、より大きな自治権を求める作戦における大きな一歩と位置付けた。

この町が重要なのは、地理的にも政治的にも意味を持つためだ。マウンドーはミャンマー西端に位置し、陸路の越境地点、ナフ川、ベンガル湾の沖合水域を含む全長271キロのバングラデシュ国境沿いにある。APによると、アラカン軍は今回の制圧によってラカイン州北部全域の支配が完成し、軍が2021年に権力を掌握した後に始まった全国規模の戦争で争ってきた地域への支配が強まったと主張している。

ネピドーの軍事政権は直ちにコメントせず、同地域ではインターネットと携帯電話の通信がほぼ遮断されているため、状況を独立して確認することはできなかったとAPは伝えた。このため、この戦果の主張は重要ではあるものの、紛争地域の外部から検証するのは依然として難しい。

APの記事は、マウンドーを巡る主張をより広範な軍事作戦の一環としても位置付けている。アラカン軍は同年初めにすでにパレトワとブティダウンを制圧しており、APによると、2023年11月以降、ラカイン州の17郡区のうち11郡区を支配下に置いた。同軍はまた、ミャンマー軍西部司令部が置かれているアンに向けても進撃している。

戦闘は軍事的な重要性だけでなく、人道上の危険も伴う。APは、ラカイン州での紛争によって、2017年に多くがバングラデシュへ追いやられた少数派ロヒンギャへの暴力が助長されるのではないかとの懸念が再燃していると伝えた。アラカン軍は虐待行為を否定しているが、目撃者や援助関係者の証言では、過去の作戦における強制移住や民間人への攻撃を巡る疑惑が提起されている。

国境の通行自体も、すでに紛争の力学の一部となっている。APによると、アラカン軍は、警察官と軍に関係する地元のイスラム教徒が船でバングラデシュへ逃れようとしていると主張し、ナフ川を横断する輸送の停止を発表した。

ミャンマーにとって、マウンドーの戦略的な意味は大きい。アラカン軍の主張が事実なら、軍が遠隔地ではあるものの地政学的に重要な国境地域への支配を失いつつあることを示す新たな兆候となる。バングラデシュにとっては、避難民、貿易の混乱、安全保障上の懸念を通じて国境を越えて急速に波及しかねない紛争の重大性が一段と増すことになる。