# サイクロン・チドで数千人死亡の恐れ、フランスがマヨットに支援を急送

出来事の日付:2024年12月15日

インディペンデント紙によると、サイクロン・チドが時速約225キロの暴風を伴ってインド洋のマヨットを襲ったことを受け、フランスは救助隊員と緊急物資を同地域に急送している。暴風雨は住宅、病院、学校、政府庁舎を破壊し、当局は何人が死亡したかの把握に苦慮している。

死者数が不確かなこと自体が、この災害を極めて深刻なものにしている一因だ。フランソワグザビエ・ビュービル県知事は、死者数が「1000人、さらには数千人」に達する可能性があると述べ、フランス内務省も犠牲者全員を把握するのは困難だと警告した。地元テレビ局マヨット・ラ・プルミエールが発表した別の公式集計では、確認された死者は20人とされたが、この数字は不完全なものとして広く報じられた。

首都マムズでは、住民が被災後の状況を完全な破壊と表現した。フランス赤十字は壊滅的な被害を「想像を絶する」とし、救助隊が今もがれきの中で遺体を捜索していると述べた。報道によると、金属製の掘っ立て小屋など非正規の建物から成る貧困層のスラム地区は特に深刻な被害を受けた。一部のイスラム教徒の共同体では埋葬が迅速に行われるため、最終的な死者数の確認がさらに難しくなる可能性がある。

インフラの被害が対応を複雑にしている。主要空港は航空管制塔を含め大きな被害を受け、当初は軍用機しか乗り入れられなかった。フランスはレユニオンから医療関係者と緊急対応要員の空輸を開始し、当局者らは、その後の数日間でさらに800人以上が到着する見込みだと述べた。報道によると、避難所の人々が水、電力、食料の不足に直面する中、軍用食料と発電機も届けられている。

島の社会状況は、暴風雨後の事態をいっそう危険なものにしている。約32万人の住民のうち4分の3以上が貧困線以下で暮らしており、マヨットは長年、物資不足、社会不安、移民流入による圧力に苦しんできた。こうした状況では、住宅を破壊し基礎的サービスを停止させるサイクロンが、急速に大規模な人道危機へと発展しかねない。

チドはモザンビーク北部も襲ったが、資料の主眼はマヨットにある。そこでは死者数の規模と、その把握の難しさが依然として最も差し迫った問題となっている。報道は、フランスが最初に果たすべき任務は生存者の救助だけでなく、ある住民の言葉を借りれば混沌と化した地域で、死者と行方不明者にたどり着くことでもあると明確にしている。