米当局者らは、ニューヨーク州や東海岸沿いの各地で謎の目撃情報が相次いだことを受け、ドローン検知システムを同州に派遣する。キャシー・ホークル知事は、先週、ドローンの目撃によってスチュワート国際空港の滑走路が約1時間閉鎖されたことを受け、連邦政府の支援を要請したと述べた。
この配備は、人々が空で目にしてきたものについて説明するよう連邦政府に求める圧力が強まっていることを反映している。ニュージャージー、ペンシルベニア、メリーランド、コネティカット、マサチューセッツ各州からも報告が寄せられている一方、オハイオ州での別の目撃情報によってライト・パターソン空軍基地が一時閉鎖された。
ホークル氏は、州政府には小型無人航空機に独自に対処するための、より強い権限が必要だと述べ、地方当局に強力な手段を与える法律を可決するよう連邦議会に求めた。チャック・シューマー上院議員も、地元の法執行機関に未確認飛行物体を調査するための、より強い権限を与える法案を望むと述べるとともに、ニュージャージー州にも同じドローン検知支援を提供するよう求めた。
同時に、連邦当局者らは不安を和らげようとしている。アレハンドロ・マヨルカス国土安全保障長官は、報告の一部はドローンに関するものだったが、ほかは実際にはドローンと間違えられた有人航空機だったと述べた。また、目撃情報に外国が関与しているとは認識していないとも述べた。
この説明が重要なのは、問題が迷惑行為から国家的な懸念へと急速に発展したためだ。一部の議員や論評者は物体の出所について劇的な説を唱えているが、国防総省は、物体がイランの母船から飛来していたとの主張を否定した。FBI当局者は、やや過剰反応だった可能性があると述べた。
マヨルカス氏はまた、報告が増えたように見える理由の一部は、現在はドローンの夜間飛行を認めている連邦規則の変更で説明できる可能性があると示唆した。そうであれば、増加の一部は新たな敵対的活動ではなく、目に付きやすくなったことや報告の増加によるものかもしれない。それでも、特に目撃情報が空港の混乱や軍事基地と関連付けられている場合、住民の不安は現実のものだ。
ドナルド・トランプ氏の就任式が近づいているため、政治的圧力も強まっている。国家安全保障担当大統領補佐官に指名されたマイク・ウォルツ氏はバイデン政権を批判し、当局が航空機の出所を速やかに特定できないという状況を、米国民が受け入れるのは難しいだろうと述べた。
この出来事は、典型的な連邦政府と州政府の連携問題に発展した。地方当局はより強い権限を求め、連邦当局は不安をあおることを避けたいと考え、住民は物体がドローンなのか、航空機なのか、それともまったく別の何かなのかについて明確な答えを求めている。現時点で政府は、実際に空に何があるのかを引き続き調査しながら、検知機器を配備することで対応している。



