マドリードが新たな世界タイトル

レアル・マドリードはルサイル・スタジアムでパチューカを3-0で破り、第1回FIFAインターコンチネンタルカップを制した。世界規模の大会で並外れた強さを誇る同クラブが、その支配力をさらに伸ばした一夜となった。キリアン・エムバペが先制し、後半にロドリゴが2点目を加え、ヴィニシウス・ジュニオールがPKから決勝戦を締めくくった。

英紙ガーディアンの報道によると、エムバペは太ももの負傷で出場が不安視されていたものの、カタールへの遠征と決勝先発に間に合うよう回復した。37分、ジュード・ベリンガムが攻撃の起点となり、ヴィニシウスがゴールライン際から折り返したボールを決めた。この得点で、レアル・マドリード加入後の成績は23試合で13得点となり、チームの攻撃システムにいかに早く適応したかを改めて示した。

一方、パチューカはボタフォゴに3-0で勝利し、アル・アハリとのPK戦を制して決勝に進んだ。メキシコの同クラブは勢いよく試合に入り、序盤に好機をつくったが、必要な場面ではティボー・クルトワがレアルのリードを守った。マドリードが先制すると、試合はスペインのクラブが主導権を握る展開へ傾いた。後半開始8分後のロドリゴの得点で優位はより確かなものとなり、終盤にはルーカス・バスケスがペナルティーエリア内で倒され、ヴィニシウスがPKを決めた。

この勝利が重要なのは、FIFAが名称を変更した大会の第1回で達成されたからだ。従来の毎年開催のクラブワールドカップ形式は、翌年夏に開幕予定の新たな32チーム制大会に置き換えられ、インターコンチネンタルカップは今後、別個の世界タイトルとして位置付けられる。旧インターコンチネンタルカップと複数回のクラブワールドカップで成功を収めてきたレアル・マドリードは、FIFAのクラブ大会をめぐる世界の中心にすでに位置する実績に、さらに一つトロフィーを加えた。

報道はまた、レアルがこれで世界タイトルを通算9回獲得したと指摘している。この数字は、かつての欧州王者と南米王者による決戦と、より幅広いクラブワールドカップの時代の双方を含んでおり、マドリードが国際大会の決勝を時折得られる特別な機会ではなく、慣れ親しんだ舞台として扱い続けているという印象を強めている。

パチューカの出来を、スコアだけで評価すべきではない。序盤には好機があり、マドリードのアタッキングサードでの質が試合を支配するまでは互角に戦っていた。しかし、決勝は最終的に、トップクラブ同士の決勝でよく見られる展開をたどった。一方が序盤の圧力を受け止め、先制点を奪い、その後は選手層の厚さと試合運びによって反撃を封じた。

エムバペ、ベリンガム、ヴィニシウスにとって、この勝利は大一番の決着をつけるために構築された攻撃陣の力を改めて示すものだった。レアル・マドリードにとっては、長いタイトル一覧に新たな一つが加わった。FIFAにとっては、再設計された世界のクラブ大会日程の象徴的な幕開けとなった。