発生日:2024年12月19日
モザンビークでは12月19日、サイクロン「チド」による死者が73人に増えた。当局は、近年同国北部を襲った中で最も強力な嵐の一つによる被害の調査を続けている。
国立リスク・災害管理研究所によると、死者のうち66人は、サイクロンが日曜日に上陸したカボ・デルガド州で確認された。ナンプラ州では4人、さらに内陸にあるニアサ州では3人が死亡し、1人が依然として行方不明だった。負傷者は540人を超えたと報告された。
災害の規模は死者数だけにとどまらなかった。災害対策当局によると、3万9,100戸を超える住宅が全壊し、さらに1万3,400戸以上が半壊した。モザンビーク北部全域で32万9,500人以上が被災した。
同じ公式集計によると、サイクロン「チド」は時速約260キロの風をもたらし、24時間で約250ミリの雨を降らせた。嵐が襲ったのは、もともとサイクロンに極めてさらされやすく、紛争と低開発によって多くの地域社会の回復力が限られている地域だった。
ユニセフのモザンビーク報道官ガイ・テイラー氏は、北部の広範な地域の状況を壊滅的だと表現し、多くの家族はサイクロンが到来する前からすでにすべてを失っていたと述べた。同氏は、同国ではすでに340万人の子どもが人道支援を必要としていたとし、村々がなぎ倒された今、人々は避難場所を必要としていると付け加えた。
嵐はモザンビークで止まらなかった。同国を通過した後、マラウイへ移動し、同国の災害当局によると13人が死亡、数十人が負傷した。フランスの海外県マヨットでは、当局が、最終的な死者数は報道時点で判明していた公式集計を大幅に上回る可能性があると、引き続き警告していた。
モザンビークでは12月19日時点で、人道的ニーズが拡大する状況が目の前に広がっていた。救助・救援隊は、北部の広範な地域で、損壊した住宅、行方不明の住民、負傷した生存者、破壊されたインフラへの対応に当たっていた。公式の数字は、サイクロンによる人的被害がカボ・デルガド州に集中した一方、破壊は複数の州と数十万人に及んだことを示した。
今回の災害は、大型サイクロンが既存の脆弱性をいかに急速に悪化させ得るかも浮き彫りにした。「チド」以前から、モザンビーク北部では慢性的な避難生活、脆弱な公共サービス、度重なる異常気象に直面していた。嵐はこうした状況に新たな緊急事態を上乗せし、対応上の課題は現在、緊急避難所から、避難した家族への食料、水、医療支援にまで及んでいる。



