出来事の日付:2024年12月26日。 フランスは、同国からのより大規模な撤兵の一環としてチャドにある最初の軍事基地を引き渡した。これは、アフリカにおけるパリの最も長期にわたる軍事関係の一つが崩れていく中で、さらに一歩進んだことを示す。
フランスとチャドの当局者によると、チャド北部ファヤ・ラルジョーの基地は、両国軍が合意した日程に従って移管された。チャド軍トップは、フランス兵がンジャメナに向かう車両で現地を離れたと述べた一方、フランス側は、引き渡しはすでに合意済みの日程と条件に従って行われたと説明した。この動きは、撤兵がもはや言葉だけではなく、実際の作戦として進んでいることを示す最初の具体的な兆候だ。
関係する規模は大きい。フランスはチャドに約1,000人の要員を駐留させており、撤兵は段階的に行われている。チャドが先月、旧宗主国との軍事協力を終了した後、フランス軍は撤退を開始し、航空機の出発に続いて地上での移動も始まった。チャド当局者はまた、撤収作業の一環として70トンの装備を積んだ貨物機が出発したと述べ、フランス軍の車両は1月までにカメルーン経由で本国へ移送される予定だとした。
チャドは単なる協力国ではなく、サヘル地域におけるフランスのより広範な拠点網の戦略的な要でもあるため、この時期は重要だ。軍事クーデターを受け、フランス軍がマリ、ブルキナファソ、ニジェールから撤退する中、チャドは同地域におけるパリ最後の主要拠点となった。したがって今回の引き渡しは、通常の基地移管というより、フランスがチャドを兵站拠点と安全保障基盤の双方として利用してきた時代の最終章のように見える。
この地域情勢は急速に変化してきた。マリ、ブルキナファソ、ニジェールの各政府は近年、いずれもロシアに接近しており、チャドの指導者マハマト・デビ・イトノ将軍もモスクワとの関係強化に関心を示している。情報源となった報道によると、経済協力をめぐる協議はまだ具体的な成果を生んでいないが、進んでいる方向は明らかだ。ンジャメナは議会選挙と地方選挙を準備する一方、パリ一辺倒からの多角化を進めている。
チャドにおけるフランス軍の駐留は、1960年の独立以来、ほぼ途切れることなく続いてきた。フランスの航空機と兵士はチャド軍を訓練し、反政府勢力の脅威に対して何度も支援を提供した。基地の引き渡しによってその歴史が消えるわけではないが、チャド指導部が今や異なる戦略的選択を望んでいることは示している。パリにとって今回の撤兵は、アフリカにおける従来の安全保障上の前提が、より断片化し、政治的にもより不安定な協力関係へと置き換わりつつあることを示す新たな兆候だ。
チャドにとって、今回の撤兵はより大きな戦略的再編の一部である。同国は選挙を準備しているが、数十年にわたるフランスの駐留を経て、自ら選択できることも示そうとしている。そこには、ロシア陣営に全面的に加わることなく、モスクワとの関係改善を模索することも含まれる。したがってファヤ・ラルジョーでの引き渡しは、単なる兵站の話ではない。アフリカにおけるフランスの最も長く続いた植民地支配後の軍事体制の一つが、より不確実で、より自立したチャドの姿勢に置き換えられつつあることを示している。



