発生日:2025年1月2日

大みそか以降、ミンダナオ島各地で警察に対する一連の襲撃が発生し、警察官1人を含む3人が死亡した。これは、フィリピン南部で暴力が州境を越えていかに急速に広がり得るかを示した。提供されたRapplerの報道によると、襲撃には手りゅう弾、待ち伏せ、銃撃戦が伴い、直近の襲撃は元日に南マギンダナオ州パガルンガンで起きた。

パガルンガンでは午後6時ごろ、警察施設内に手りゅう弾2発が投げ込まれたが、爆発したのは1発だけだった。爆発で車両が損傷した一方、もう1発は爆発せず、施設内の警察官は難を逃れた。警察は重要参考人を特定したと述べたが、捜査が続いているため氏名は公表していなかった。バンサモロ・ムスリム・ミンダナオ自治地域警察(Police-BARMM)のロメオ・フアン・マカパス准将は、違法薬物活動に関与する著名人物が最近逮捕されたことを受けた、麻薬組織による報復という動機が捜査対象になっているとの見方を示した。

報道はまた、北マギンダナオ州ダトゥ・オディン・シンスアットでの襲撃についても伝えている。そこでは12月31日午後、トハミー・ムサ伍長とその家族がアワンの環状交差点付近で待ち伏せ襲撃を受けた。ムサは車両に銃弾を受けながらも生き延び、報道によると反撃して襲撃者と交戦した。襲撃者らはオートバイが故障した後、逃走を余儀なくされた。ピックアップトラック内の家族も生存したため、この事件は一連の襲撃の中でも特に衝撃的ではあったものの、死者の出なかった事例の一つとなった。

最も多くの死者を出した事件はスルタン・クダラット州レバクで起き、12月31日夜、民間協力者らと監視活動を行っていたルイ・ノーブル上級曹長が殺害された。報道によると、地元の移動遊園地で男2人が近づき、ノーブルの頭部と胴体を撃った。流れ弾で民間人3人も負傷した。一方、サンボアンガ市では、ライアン・マリアノ巡査部長が監視カメラに記録された銃撃戦で武装した男2人を射殺したが、自身も腹部を負傷して入院した。

これらの事件を総合すると、暴力がわずか1日余りの間に一つの州から別の州へ移っていった様子が浮かび上がる。情報源は、襲撃が連携して行われたとは主張しておらず、動機が個人的なものだったのか、報復だったのか、犯罪に関係するものだったのかについても結論を示していない。ただし明らかなのは、新年の時期にミンダナオ島の複数地域で警察が直ちに防御行動を取らざるを得ず、警察官1人が死亡し、別の1人が負傷し、民間人が銃撃戦に巻き込まれる中、捜査当局が誰が何のために襲撃を命じたのかを突き止めようとしていることだ。

この一連の事件を重大なものにしているのは、ミンダナオ島の離れた地域へ急速に広がったことと、多様な手口が用いられたことだ。報道は単独の黒幕がいたことを証明してはいないが、警察が手りゅう弾、待ち伏せ、近距離からの銃撃に同時にさらされていたことを示している。警察官1人が死亡し、別の1人が負傷し、民間人も広範な暴力に巻き込まれたことから、捜査当局は今後、襲撃が連携したものだったのか、報復だったのか、あるいは単により広範な威嚇の風潮の一部だったのかを見極めなければならない。

報道では動機が捜査中とされているが、一連の出来事だけでも地元警察にとって状況がいかに困難だったかが分かる。一つの州での警察施設襲撃、別の州での待ち伏せ、さらに第三の州での致命的な銃撃が、いずれも同じ時間帯に起きた。捜査当局は現在、複数の現場、複数の武器、複数の被害者が存在する一方で、確定した単一の説明がまだないという状況下で捜査を進めなければならない。