歴史的出来事の日付:2025年1月3日。

ファルコン9が、Space42の音声・データ通信衛星Thuraya-4をフロリダから打ち上げ、同ロケットによるスペースXの2025年の打ち上げ計画が始動した。ロケットは米東部時間午後8時27分にケープカナベラル宇宙軍基地から離昇し、宇宙機を静止トランスファー軌道へ投入した。

Thuraya-4は、エアバスのEurostar Neoプラットフォームをベースにした全電気推進式衛星だ。12メートルのLバンドアンテナは、狭帯域通信を支えることを目的としている。カバー範囲には、中東と中央アジアに加え、アフリカと欧州の地域が含まれる。このミッションにより、衛星は静止軌道上の運用位置へ向かった。静止軌道では、宇宙機が地球の自転と同期し、一定の地域の上空にとどまる。

ヤーサットは2020年、すでに静止軌道で運用中の、ボーイング製の老朽化した衛星2基を置き換えるため、エアバスにThuraya-4を発注した。その後ヤーサットは10月、アラブ首長国連邦の人工知能企業バヤナットと統合し、Space42を設立した。当初のエアバスとの契約には、アジアでモバイル衛星サービスを提供するための2基目の宇宙機を発注できるオプションが含まれていたが、そのオプションは行使されていなかった。

打ち上げに関する報道は、商用サービスの開始時期も、最終的な軌道位置への到着予定日も明らかにしていなかった。

打ち上げは、予定の変更を経て実施された。Thuraya-4は当初2023年の打ち上げが計画されていたが、エアバスの宇宙事業で費用と日程の問題が発生した。また、2024年12月に飛行する予定だったが、年明けへ延期された。

スペースXにとって、このミッションは記録的な運用実績を残した年に続くものだった。同社は2024年にファルコン9とファルコン・ヘビーを計134回打ち上げ、2023年の96回から増加した。この合計は、スペースXが目標としていた148回の軌道ミッションには届かなかったものの、提供された報道で世界の他の国々に帰属するとされた回数の合計を上回った。社長兼最高執行責任者のグウィン・ショットウェルは、同社が2025年に175~180回の打ち上げを目指していると述べた。

Space42は、Thuraya-4をより広範な接続戦略の一環として位置づけた。同社のヤーサット・スペース・サービス部門の最高経営責任者、アリ・アル・ハシェミは、この宇宙機が人工知能を使った新サービスを支えると述べたが、声明では具体的な内容は示されなかった。マネージングディレクターのカリム・サバーグは以前、自動運転車を含む新興市場向けのハイブリッド通信と地理空間アプリケーションを、初期の重点分野として挙げていた。

同社はすでに、別の静止衛星3基を通じてブロードバンドとテレビのサービスを提供していた。エアバスはまた、2027年と2028年に予定されているスペースXの打ち上げに向け、Al Yah-4とAl Yah-5を製造していた。これとは別に、Space42は低軌道用のエアバス製宇宙機2基を発注しており、詳細はなお限られているものの、複数軌道にまたがるネットワークを構築する意図を示している。したがってThuraya-4の打ち上げは、一部が未公表の、より大規模な衛星群計画において完了した一つの段階だった。