BBCによると、カリフォルニア州は、南カリフォルニアで燃え続けている記録的な山火事の消火を支援するため、収監中の男女939人を派遣した。
受刑者らは、カリフォルニア州矯正・更生局が長年運営している志願制プログラムに参加している。彼らは、急速に展開する緊急事態の最前線に立っている。この火災ではすでにロサンゼルス地域の建造物1万棟以上が焼失し、3万7,000エーカーが焼けたほか、数千人の緊急対応要員が引き続き同地域に集結している。
BBCの報道で当局者は、火災により少なくとも11人が死亡したと述べた。山火事が制御不能な状態で広がり始めて以来、受刑者消防士の人数は着実に増え、現在の総数は州の制度で活動可能な受刑者消防士1,870人のおよそ半数に相当する。隊員は35カ所の森林保全消防キャンプから選ばれている。これらは、収監者が服役しながら訓練を受ける最低警備レベルの施設で、そのうち2カ所は女性用である。
このプログラムは新しいものではないが、今回の派遣規模を受け、緊急対応における刑務所労働の利用をめぐる議論が再び高まっている。批判する側は、この制度が安価な労働力に依存していると指摘する。支持する側は、参加者が技能を身につけ、更生への道を得られると主張する。BBCの報道は、この議論を、カリフォルニア州が山火事のリスクにどう対処するのか、また州が危機にさらされた際に誰が最も困難で危険な仕事を担うのかをめぐる、より広範な社会的・政治的議論の一部として位置づけた。
現在の緊急事態をとりわけ深刻にしているのは、火災の数だけでなく、その広がる速さでもある。BBCによると、死者を出した火災は火曜日に制御不能な状態で拡大し始め、ロサンゼルス郡の一部で対応能力を超える事態となり、消防隊などの緊急対応要員による大規模な対応を促した。建物の焼失と、焼けた面積の広大さは、事態が通常の封じ込め活動の範囲をいかに急速に超えたかを浮き彫りにしている。
受刑者の隊員らは、刑務所用のオレンジ色のつなぎを着て、専門の緊急対応要員と共に働いているとされ、彼らがカリフォルニア州の山火事対策でいかに中心的な存在になっているかを目に見える形で示している。その存在は、州による政策上の選択も浮き彫りにする。州は、緊急業務の訓練を受け、火災の危険性がピークに達した際に派遣できる受刑者の志願者集団に依存している。
BBCの報道は、当面は緊急事態への対応が依然として最優先であることを明確にしている。人命が失われ、地域社会が被害を受け、当局は火災がさらに広がる前に封じ込めようと急いでいる。しかし記事は、この規模の災害によって、カリフォルニア州の消防制度の構造と、その中で収監中の労働者が果たす役割をめぐる長年の疑問が再び提起されていることも示している。
今のところ、州は利用可能なあらゆる資源に大きく依存している。その中にはすでに活動中の受刑者消防士939人も含まれ、火災の状況が変化し、緊急事態の管理当局が次に増援をどこへ送るかを決めるのに伴い、この人数はさらに増える可能性がある。
より広い視点で見ると、破壊の度合いを増す緊急事態に対処するため、一般市民と受刑者を組み合わせた消防モデルに依存している州の姿が浮かぶ。支持者はそれを実用的で更生に役立つものと捉える一方、批判者は収監者の労働への構造的な依存だと捉える。隊員らが危険な状況下で活動を続ける中、今回の派遣によって双方の主張が改めて鮮明になっている。



