発生日:2025年2月3日
シリア北部マンビジ郊外で、農業労働者を乗せた車両のそばで自動車爆弾が爆発し、少なくとも19人が死亡、少なくとも15人が負傷した。AP通信が病院職員と緊急対応要員の話として報じた。死亡者のほぼ全員が女性だった。
地元病院の看護師モハンマド・アフマド氏はAP通信に、女性18人と男性1人が死亡したと語った。地元の民間防衛隊は、さらに女性15人が負傷し、一部は重体だと発表した。BBCはその後、シリア大統領府が少なくとも20人の死亡を発表したと報じており、事件直後の数字には食い違いがある。
「ホワイト・ヘルメット」としても知られるシリア民間防衛隊によると、爆発は市の南にある幹線道路で、約30人の農業労働者を乗せた平荷台トラックが爆発物を積んだ車のそばを通過した際に起きた。犯行声明を直ちに出した武装組織はなかった。
民間防衛隊の副局長ムニル・ムスタファ氏は、今回の事件について、わずか1カ月余りの間にマンビジで起きた7件目の自動車爆弾事件だと述べた。AP通信が引用したシリア国営メディアによると、その2日前には市中心部で別の爆発があり、民間人4人が死亡、9人が負傷した。相次ぐ攻撃により、不安定な政治移行期にあるシリアの治安への懸念が高まっている。
マンビジの支配権は12月、シリア国民軍として知られるトルコ支援の勢力が、クルド人主導のシリア民主軍(SDF)から同市を奪ったことで移った。両勢力の戦闘は周辺地域で続いている。SDFは米国の支援を受けている一方、トルコは、その中核を成すクルド人民兵組織を、アンカラがテロ組織に指定するクルディスタン労働者党とつながりがあるとみなしている。
爆破事件後、対立する双方は非難を応酬した。SDFは攻撃を非難し、アンカラが支援する勢力が関与した可能性を示唆した一方、BBCは、トルコを拠点とするシリア・イスラム評議会がSDFを非難したと報じた。提供された報道では、いずれの主張にも公に示された証拠は伴っておらず、シリア国民軍は自らに向けられた主張に返答しなかった。
シリア大統領府は爆破をテロ攻撃と呼び、責任者を厳罰に処すと約束した。SDFは、捜査についてダマスカスの暫定当局に連絡すると述べた。
今回の暴力は、暫定政府とSDFが、同組織のシリア国内での将来について協議する中で起きた。SDF司令官マズルーム・アブディ氏はAP通信のインタビューで、実務的な条件は未解決のままだが、自らの組織は原則として国防省への参加に前向きだと述べた。こうした不確かな背景の中、マンビジの爆破事件は農作業に向かっていた民間人を襲い、支配権が争われる同市周辺の地域社会が直面する差し迫った危険を浮き彫りにした。



