発生日:2025年2月16日。

ルワンダの支援を受けるM23反政府勢力は2025年2月16日にブカブへ進入し、州知事庁舎を制圧した。コンゴ民主共和国東部における新たな劇的戦果となった。戦闘員らが抵抗を受けることなく行進したり車両で市中心部へ入ったりするなか、一部の住民は拍手し、歓声を上げた。その光景は、現地当局の崩壊後に広がった混乱と恐怖を映し出した。

ブカブはコンゴ東部で2番目に大きい都市であり、南キブ州の州都でもあるため、その陥落は戦場の単なる一事象をはるかに超える。コンゴ政府は市を失ったことを認め、占領部隊の標的にされるのを避けるため、自宅にとどまるよう住民に呼びかけた。同市の人口は約200万人で、ルワンダに近いキブ湖の南端に位置し、鉱物取引の重要な中継地点となっている。

反政府勢力の進撃は、すでにこの局面への下地をつくっていた。M23は金曜日、市の北約30キロにあるブカブの主要空港を制圧し、その後ゆっくりと中心部へ進んだ。ジャンジャック・プルシ・サディキ州知事によると、政府軍は市街戦を避けるため撤退し、治安の空白が生じた。そこではすぐに略奪が起き、刑務所からの脱走が報じられ、約7,000トンの食料を保管していたWFPの倉庫も略奪された。

政治的影響は甚大だ。同市の陥落は、M23が2021年末に今回の反乱を開始して以来、前例のない領土拡大を意味し、フェリックス・チセケディ大統領の政府にとって大きな打撃となる。キンシャサは、ルワンダがコンゴの領土保全を侵害し、天然資源から利益を得るため反政府勢力を支援していると非難している。一方、キガリはこうした主張を否定し、最大の懸念は安全保障だとしている。

地域の警戒が高まっているのには理由がある。アフリカ連合はM23に武装解除を求め、国連と欧州各国政府は、この攻勢がより広範な地域戦争を引き起こす可能性があると警告した。反政府勢力は、国家が放棄した領土を掌握しているのだと主張する一方、政府は、外国が支援する勢力がコンゴの主権を解体していると訴えている。ブカブの陥落は、紛争が外交より速く進んでいることを示している。

領土をめぐる意味合いが大きいのは、ブカブが州都であると同時に、キブ湖に面する交易の玄関口でもあるからだ。同市は、その2日前に空港が制圧された後に陥落し、刑務所からの脱走や略奪、約7,000トンの食料を保管していたWFP倉庫が荒らされたとの報告も相次いだ。アフリカ連合がM23に武装解除を求めたことは、とりわけコンゴ政府によるルワンダへの非難とキガリ側の否定を踏まえ、地域の指導者らが紛争のコンゴ国境外への波及を懸念していることを示している。

市の崩壊は混乱を背景に進んだ。住民らは銃声、治安の空白、略奪を報告し、世界食糧計画は約7,000トンの食料が入っていた倉庫が荒らされたと述べた。反政府勢力の司令官ベルナール・ビャムングが、独立広場で地元住民と談笑し、民家に隠れている政府軍兵士に投降を促す様子まで撮影された。こうした公然たる示威と軍の撤退が入り交じった状況こそ、ブカブの陥落が単なる新たな領土獲得以上のものと受け止められている理由だ。

こうした広範な懸念があるからこそ、同市の陥落は南キブ州をはるかに越えて反響を呼んだ。ブカブは単なる一都市ではなく、政府、反政府勢力、近隣諸国のすべてが緊張激化の危険性を認識する、戦略上重要な南の玄関口だからだ。