# デルタ航空機がトロント・ピアソン空港で横転、激しい着陸で21人負傷

デルタ航空のリージョナルジェット機が2月17日、トロントでの着陸時に横転し、21人が負傷した。カナダと米国による合同調査が始まった。

執筆:NeoTechNews編集部

発生日:2025年2月17日

CBS Newsによると、デルタ航空のボンバルディアCRJ900LR型機が2月17日、トロント・ピアソン国際空港への着陸時に上下逆さまに横転し、21人が負傷した。エンデバー航空4819便はミネアポリス・セントポール国際空港から到着した便で、計80人が搭乗していた。デルタ航空によると、事故は中部標準時午後1時15分ごろに発生した。トロント・ピアソン空港の最高経営責任者は、同機には乗員4人と、カナダ人22人を含む乗客76人が搭乗しており、空港の緊急対応要員が数分以内に現場へ到着したと述べた。

対応によって、事故が死亡事故になるのを防げたとみられる。デルタ航空当局者によると、翌朝の時点で2人が入院を続けていた。ピール地域救急医療サービスは、成人2人が重傷を負い、その他の負傷者は軽傷から中等症だったと述べた。航空救急当局者によると、重傷者は40代の女性と60代の男性で、シックキッズ病院はその後、当初重体と分類されていた子どもの容体が良好になったと発表した。オンタリオ州のダグ・フォード首相は、死者が出なかったことに安堵したと述べた。

調査はすでに国際的な規模となっていた。カナダ運輸安全委員会は調査を主導していると発表し、米国家運輸安全委員会と連邦航空局(FAA)は、支援のため米国の調査官を派遣すると述べた。同機は米国を拠点とするリージョナル便としてカナダに着陸したため、事故は当初から国境をまたぐ航空案件となり、この点は重要だ。また空港は、調査官の作業を可能にするため、翌日の一部時間帯に滑走路2本を閉鎖する予定だった。

気象条件は、唯一の説明ではないものの、初期の公的議論の一部となった。気象専門家らは、吹雪、6マイルまで低下した視界、時速20マイルで最大時速37マイルの突風を伴う風、華氏約17度の気温を報告した。一方、トロント・ピアソン空港の消防責任者は、事故当時、滑走路は乾燥しており、横風の状態ではなかったと述べた。これらの詳細は、調査官が単一の単純な説明に頼るのではなく、複数の環境要因を精査する必要がある理由を示している。

この事故は、北米の航空業界にとって不安が高まる時期に発生した。同じ報道は、最近米国で起きた2件の航空惨事にも言及している。レーガン・ナショナル空港でのアメリカン航空機と米陸軍のブラックホーク・ヘリコプターの空中衝突と、フィラデルフィアの住宅地にリアジェットの医療搬送機が墜落した事故だ。これらの出来事によってトロントの事例が同じものになるわけではないが、航空安全がすでに世間の厳しい注目を浴びていた時期の一件として、トロントの事故を位置付けることになった。

トロント・ピアソン空港の社長は、空港は調査と運航の復旧に注力していると述べ、州当局者らは支援を提供する用意があると表明した。この運用面の対応が重要なのは、大規模空港が航空機を着陸させる業務から、事故現場を管理する業務へ、いかに迅速に切り替えなければならないかを示しているからだ。滑走路2本が閉鎖され、調査官が現場に入る中、空港が次に直面した課題は、何が起きたのかを解明するために必要な証拠を保存しながら、航空交通を維持することだった。

乗客、乗員、救助対応者にとって、当面の結果は生還だった。調査官にとっての問題は、着陸がなぜ滑走路上でジェット機が逆さまになる事態に至ったのかということだった。その答えによって、事故が天候、航空機の操縦、滑走路の状態、あるいは複数の要因の組み合わせによって起きたのかが決まることになる。