# デンマーク、増大するロシアの脅威に対応するため国防費を増額

発表日:2025年2月19日

デンマークは、当局者が増大しているとするロシアの脅威への対応として、今後2年間で国防費を500億クローネ上積みすると発表した。大幅な予算拡大となる。

BBCの報道は、ドナルド・トランプ氏とウォロディミル・ゼレンスキー氏の激しい応酬のさなかにこの発表が行われたと位置付け、欧州の安全保障をめぐる議論が、ウクライナ戦争と大西洋両岸の政治の論調の双方によってどのように形作られているかを浮き彫りにした。しかし、デンマークの動きは言葉だけの問題ではなかった。今後2年間で500億クローネを追加することにより、コペンハーゲンは国防費総額を50年以上で最高の水準に引き上げようとしている。

政治的な論理は明快だ。欧州各国の首都では、ロシアによるウクライナへの全面侵攻後も軍事計画の見直しが続いており、北大西洋条約機構(NATO)加盟国に自国の安全保障のため一層取り組むよう求める圧力も強まっている。デンマークの決定は、こうした広範な流れに沿うものだ。政府は段階的な支出増に頼るのではなく、今すぐ投資を加速させ、それを欧州の安全保障環境の変化に直接結び付けている。

この時期の決定は、リスクの状況が悪化したという北欧のより広範な認識も反映している。BBCの報道はロシアを脅威認識の中心に据えており、デンマークの政策パッケージは、地域の安全保障情勢がさらに悪化した場合に備えが不足する事態を避けたいという同国の意思表示とみられる。

報道は500億クローネ規模の政策パッケージの配分全体を詳しく示していないが、政治的メッセージは明確だった。デンマークは、より迅速に動き、より多くを支出したいと考えている。増額の規模は、通常戦力による抑止には長期的な計画だけでなく、目に見える即時の増強が必要だと政府が考えていることを示唆する。

この発表はまた、負担の分担と西側諸国の関与の信頼性をめぐって各国指導者が議論している状況下で行われた。ウクライナが今なお戦場で圧力に直面し、米国の今後の姿勢をめぐる不確実性があるなか、欧州各国政府は決意を示すため、国防予算を利用する傾向を強めている。デンマークの支出計画は、そうした変化の中でも特に顕著な例の一つである。

NATOの小国にとって、この金額はその規模だけでなく、優先順位について何を示すかという点でも重要だ。同国は国防を周辺的な予算項目ではなく、国家の中核的支出として扱っている。また、この政策パッケージをロシアの脅威増大と結び付けることで、当局者は、この決定が象徴性だけでなく安全保障によって動かされていることを明確にしている。