プントランド当局は、米アフリカ軍との共同空爆により、ソマリアのバリ州にあるカル・ミスカード山地で「イスラム国」(ISIS)の戦闘員3人を殺害したと発表した。一方、別の現地報道は、プントランド軍がその後、同じ攻勢地域の重要拠点を制圧したと伝えた。
報道によると、これらの空爆は、ボサソ東方の険しい山岳地帯で続く対ISIS作戦の一環だった。Hiiraan Onlineは、ソマリア情報省が、ソマリア軍が米アフリカ軍と協力し、2025年2月21日と22日の夜に空爆を開始したと発表したと伝えた。同報道によると、作戦はアル・ミスカート山地に潜伏するISIS戦闘員を標的とし、3人を殺害した。同省はまた、民間人に被害はなかったと述べた。
Horseed Mediaは別の記事で、プントランド軍が最近の爆撃を受けた地域を進み、武装勢力の重要な防衛拠点の一つとされるクラールを制圧したと伝えた。同メディアによると、制圧した場所には、同組織が使用していた洞窟、急造の防御施設、河川沿いの陣地が含まれていた。また、プントランド側は、先の空爆で焼けたオートバイや車両とともに、主に外国人戦闘員とされる遺体を公開したという。
2つの報道を総合すると、カル・ミスカード山系でISISに対するより広範な圧力作戦が進められていることがうかがえる。丘陵のような地形は長年、武装集団に隠れ場所を提供してきた。また、プントランド系部隊からの報告は、攻勢が一度の空爆に限られなかったことを示唆している。むしろ、同じ山系にある前哨拠点や隠れ家に対し、航空戦力と地上での進軍を組み合わせたものとみられる。
それでも、入手可能な証拠は限られている。いずれの報道も、独立して検証された戦場の画像、ISISによる死傷者の確認、どの程度の領域が支配を移したのかについての全体像を示していない。双方に共通する最も確かな事実は、共同空爆が行われたとの主張と、戦闘員3人が死亡したとの報告に限られる。地上では、その後クラールを制圧したというプントランド側の発表から、空爆後も作戦が続いていたことが分かる。
報道の発生日は2025年2月23日で、ここで入手可能な証拠が示しているのは、単発の孤立した攻撃ではなく、バリ州の遠隔地にあるISIS陣地をめぐる戦闘が続いているということだ。現時点で確認できる点は、プントランドと米国が関与する航空作戦が連携して実施され、現地当局がISIS戦闘員3人の死亡と、その後の地上部隊の前進によるクラール到達を発表したことである。
地上作戦の報告は、もう一つ重要な詳細を加えている。プントランド軍は、先の爆撃が残した痕跡をたどった後、クラールに到達したと述べた。この説明は、攻撃側が一度きりの交戦に単に対応していたのではなく、航空戦力、偵察、歩兵の前進を組み合わせ、武装勢力が支配する地域へ進出していたことを示唆する。証拠は支配地域が変化した全範囲を証明するものではないが、プントランド側に勢いがあることは示している。
推測と分けて考えるべきもう一つの点は、死傷者の確認が限定的であることだ。報道は独立した戦場の画像を提示しておらず、損失を確認するISISの声明も含んでいない。そのため、記事ではより広範な被害を推定せず、報告された数字にとどめる必要がある。それでも、共同空爆とその後の地上での制圧を組み合わせた事実は、単発の孤立した出来事ではなく、複数段階にわたる活発な作戦だったことを強く示唆している。



