歴史的事象の日付:2025年2月26日。
BPは、イラク北東部のキルクーク油田と近隣3油田を対象とする広範な再開発計画について、イラク政府と契約条件で合意した。この取り決めは、老朽化した資産の再生、インフラの増設、石油・ガス生産量の拡大を目的としているが、イラク閣僚評議会の承認が引き続き必要とされていた。[3716]
この合意は、2024年7月の覚書を機に始まった交渉を経て、2月25日に最終決定された。技術条件は12月にまとまり、商業上の規定の大半は1月に決着した。BPのマレー・オーキンクロス最高経営責任者(CEO)は2月26日の投資家向け電話会議でこの取引について説明し、キルクークの大規模な資源基盤と、比較的低い採掘・開発コストは同社にとって大きな機会だと述べた。[3716]
このプロジェクトには、キルクークのババ・ドームとアバナ・ドームのほか、バイ・ハッサン、ジャンブール、ハバズの各油田が含まれる。これらの資産はイラクのノース・オイル・カンパニーが操業している。BPによると、この合意は4油田の地域から、石油換算で30億バレルを超える石油・ガスの追加生産を目標としている。同社は、より広い契約地域とその周辺には、石油換算で最大200億バレルの機会が存在する可能性があると推計した。[3716]
提案された枠組みの下で、BPとイラク政府は、新たな操業主体となる法人格のない組織を設立する。その人員の大半は国営のノース・オイル・カンパニーとノース・ガス・カンパニーから提供され、BPの要員が補完する。BPはまた、操業主体における自社の権益を保有するため、別途、法人化された合弁会社を設立する。この操業主体は、ノース・オイル・カンパニーからキルクークの操業責任を引き継ぐ見通しだ。[3716]
作業計画は石油、ガス、電力、水にまたがる予定である。BPはイラク側企業および新たな操業主体と協力し、掘削、既存の坑井や施設の修復、新たなインフラの建設に取り組む計画だ。ガス拡張プロジェクトも含まれており、この合意によって追加探査の機会が生まれる可能性もある。[3716]
BPの報酬は、増産分、生産物価格、コストに応じて変動する。同社によると、増産への貢献によって得た手数料に比例して、生産量と埋蔵量の持ち分を計上できるようになる。BPは確定した投資額を明らかにしていない。メディア報道は250億ドルとの推計を伝えたが、同社はその数字を確認していなかった。[3716]
この取引により、BPは長年のつながりを持つ地域への関与を再開する。同社は、1920年代にキルクークで石油を発見した石油業界のコンソーシアムに参加していた。2013年から2019年にかけては、イラク石油省およびノース・オイル・カンパニーと共同で、同油田の再開発案を検討する技術調査に取り組んだ。[3716]
この合意には、イラクの半自治地域であるクルディスタン地域の指導者らからも異議が出た。指導者らは、自分たちも交渉に参加すべきだったと主張した。したがって、その実施は、計画された操業体制と投資計画だけでなく、バグダッドで未完了となっている承認手続きにも左右される。[3716]



