英国は2025年3月1日、キア・スターマー首相がウォロディミル・ゼレンスキー大統領をダウニング街に迎え、軍需品向けの22億6,000万ポンドの融資契約に署名することで、ウクライナへの支援強化に動いた。
BBCの報道によると、資金は凍結されたロシア資産から生じる利益を使って返済される。この合意は、英国とそのパートナー諸国がロシアに関連する資金をウクライナの戦争遂行支援に利用しようとしていることを明確に示す事例となる。ゼレンスキー氏の訪問は、ワシントンでドナルド・トランプ氏と行った難しい会談が公然の口論に終わった直後だったため、ロンドンへの立ち寄りには外交上の重みが一段と加わった。
スターマー氏はゼレンスキー氏に「英国全土から全面的な支持を得ている」と伝え、ウクライナ大統領は開戦当初からの同国の支援に感謝していると述べた。見せ方も重要だった。ダウニング街の外に集まった群衆はウクライナの指導者に歓声を送り、この会談はロンドンが引き続き同氏を断固として支持していることを示すために設定された。
融資は、より大規模な一連の外交の一部にすぎなかった。スターマー氏は同日遅く、欧州とカナダの首脳をロンドンに迎えて首脳会議を開く準備も進めていた。議題の中心となるのは、ウクライナ戦争と、トランプ政権の和平交渉への姿勢に対する欧州の対応だった。ゼレンスキー氏はチャールズ国王とも会談する予定だった。
資料は、この訪問が大西洋を挟んだ関係の悪化にいかに大きく左右されたかを示している。スターマー氏は前日にトランプ氏と友好的な会談を行い、ワシントンと欧州の橋渡し役として自らを位置付けようとしていた。ホワイトハウスでの衝突後、同氏はトランプ氏とゼレンスキー氏の双方に電話をかけ、関係を安定させ、和平プロセスを前進させ続けようとした。
ゼレンスキー氏にとって、ロンドンでの会談は、ワシントンでの公然たる対立後に外交上の足場を取り戻す機会にもなった。同氏は、なおトランプ氏の支持を望んでいると述べ、ウクライナは和平を望んでいるが、それは自国の自由と存続を守る条件での和平に限ると強調した。この発言は、同盟国の支持を巡る闘いが、戦場での闘いと同じくらい重要であり続けていることを示唆している。
首脳会議自体では、欧州の防衛能力、ウクライナへの安全保障、欧州による平和維持部隊の可能性が中心的に議論されるとみられていた。BBCの報道によると、これらの協議は、ハルキウへのドローン攻撃やウクライナが戦場で損失を出し続けていることなど、戦闘が再び激化する中で行われていた。ロンドンからのメッセージは明確だった。ウクライナへの支援は撤回されておらず、英国の政策はこれまで以上に戦争の帰結と強く結び付けられていた。



