パキスタン・バロチスタン州で女性自爆犯、1人死亡

発生日:2025-03-03

警察によると、パキスタン南西部バロチスタン州の都市カラートで、女性の自爆犯が1人を死亡させ、ほか3人を負傷させた。

警察当局者ハビブッラーによると、襲撃者は準軍事組織のパトロール隊が所有する車両を標的にした。爆発で車両の運転手が死亡し、治安要員3人が負傷した。警察は、現場から襲撃者の遺体の一部が回収されたと述べ、自爆犯が爆発で死亡したことを確認した。

パキスタンでは女性による自爆攻撃は依然として珍しく、反政府武装勢力の暴力にすでに慣らされている地域においてさえ、今回の攻撃は異例だ。AP通信の報道によると、パキスタンで女性による自爆攻撃が最後に確認されたのは2022年で、カラチでの爆発により中国人教師3人とパキスタン人運転手が死亡した。

カラートは州都クエッタの南西約170キロにあり、国家治安部隊や輸送手段を狙った攻撃が繰り返される治安環境のただ中に位置する。現場の画像には、爆発の威力を物語るように、焼け焦げてドアが吹き飛んだ辺境警備隊の車両が写っていた。

犯行声明を直ちに出した組織はなかった。しかし、パキスタン中央政府に対して反乱を続け、独立を求めている非合法組織バロチスタン解放軍に疑いが向けられる可能性が高い。当局は同組織に約3,000人の戦闘員がいると推定し、治安部隊を日常的に標的にしているとしている。AP通信の報道はまた、同組織が過去にパキスタンの大型事業に従事する中国人を攻撃したことがあると指摘している。

今回の攻撃は、バロチスタンで重なり合う二つの問題を浮き彫りにしている。分離独立派による暴力の継続と、この地域の基準から見ても異例な戦術を武装勢力が使う姿勢を強めていることだ。女性の自爆犯が使われたことは、一定水準の計画と勧誘が行われたことを示唆しており、パキスタンではこの種の攻撃が極めて珍しいだけに、治安当局者は詳細に調べるとみられる。

この事件はまた、州内の準軍事組織のパトロール隊が脆弱であることを改めて示した。こうしたパトロール隊は、国家が支配力を示そうとする地域にしばしば派遣されるが、道路や検問所では依然として無防備で、襲撃者は素早く攻撃した後、険しい地形へ退避できる。

現時点で重要な事実は明確だ。死者1人、負傷者3人、車両1台が破壊され、直ちに犯行声明を出した組織はない。より広範な影響は、捜査当局がこの爆破事件を特定のネットワークと結び付けられるか、また今回の事件がパキスタン南西部における反政府武装勢力の戦術の変化を示すものかどうかに左右される。