ロサンゼルス郡、イートン火災を巡りエジソンを提訴
発生日:2025-03-05
ロサンゼルス郡は、電力会社の設備が1月のイートン火災を引き起こし、近年の南カリフォルニア史上最も破壊的な山火事の一つにつながったとして、南カリフォルニア・エジソンを提訴した。
郡によると、火災によってアルタデナ地域で9,400棟以上の建造物が焼失し、17人が死亡した。郡は現在、破壊されたインフラ、環境被害、公衆衛生への影響、再建を目指す住民への継続的な支援費用に関連する経費と損害の回収を求めている。
AP通信の報道によると、この訴訟は郡、郡洪水管理区、郡統合消防区が起こした。郡は、火災が地域社会に不可欠なインフラを損傷し、天然資源や野生生物に害を及ぼしたほか、地元政府に多額の除去・復旧費用を負わせたと主張している。
エジソンは、訴訟内容を精査し、法的手続きを通じて対応すると述べた。同社は、自社設備がイートン火災を引き起こしたという証拠はないとの立場を維持している。しかし、州規制当局への提出書類では、火災発生地点から数マイル離れた場所につながる送電線で障害があったことを認め、休止中の送電線に通電して火災の原因になった可能性があるか調査していると説明した。
一方、郡の訴状は、火災がイートン峡谷にあるエジソンの送電線の真下で発生したことを示すという目撃証言、写真、映像を挙げている。この対立点が訴訟の中心となる可能性が高い。火災原因は引き続き調査中であり、郡による訴訟は、現在も進められている、より広範な事実究明とは別の手続きである。
この訴訟は、金銭的影響の大きさも映し出している。郡は、算定はまだ続いているものの、費用と損害額は数億ドルに達する見込みだと述べた。当局者によると、火災以来、住民を支援してきた郡の各部局では、すでに追加費用が発生している。
エジソンが山火事を巡って巨額の賠償責任に直面するのは今回が初めてではない。ロサンゼルス郡は以前、2018年のウールジー火災を巡る同社との和解で6,400万ドル超を獲得し、エジソンは関連する保険請求の和解にも20億ドル超を支払った。調査当局は後に、電力会社の設備がこの火災を引き起こしたと判断した。
今回の新たな訴訟は、南カリフォルニア各地の公職者が、気候変動に起因する火災リスクのコストと、出火事案における電力インフラの役割への対応を続ける中で起こされた。郡当局者にとって、この訴訟は説明責任を問うものであると同時に、復旧のためのものでもある。エジソンにとっては、火災の根本原因が未解明のまま、新たな重大訴訟に直面することになる。



