出来事の日付:2025年3月14日。

イラクのムハンマド・シーア・スダニ首相は、イラク国家情報機関と米国主導の有志連合部隊が関与する共同作戦により、イラク西部で「イスラム国」の幹部が殺害されたと発表した。この人物は、アブ・ハディジャの別名を持つアブダラ・マキ・モスレ・リファイと特定された。

スダニ氏はリファイを過激派組織の「カリフ代理」で、最も危険な人物の一人だと説明した。イラク治安当局者によると、作戦は木曜夜、アンバール州での空爆という形で行われ、金曜日に死亡が確認された。当局者らは、この任務について公に話す権限がないため匿名を条件に語った。

ドナルド・トランプ米大統領も死亡を発表し、米軍がイラク政府およびクルド地域当局と連携して、この「イスラム国」幹部を追跡していたと述べた。提供された証拠に示された両政府の声明は、身元特定の根拠となった詳細な情報や、空爆に至る作戦の経緯を明らかにしていない。

この発表は、バッシャール・アサド大統領の失脚後、シリアの外交トップが初めてイラクを訪問した時期と重なった。イラクのフアード・フセイン外相とシリア暫定政府のアサド・ハッサン・シバニ外相は会談で、国境の両側で活動する「イスラム国」の細胞組織への対抗で協力することを強調した。

フセイン氏によると、両代表団はイラクとシリアの国内、および国境沿いにおける同組織の動きについて協議した。また、イラク、シリア、トルコ、ヨルダン、レバノンが参加する予定の地域作戦室にも言及した。この枠組みはアンマンでの会合で設けられ、近く活動を開始する見通しだ。

この外交的な状況は、シリアの急激な政治移行後に「イスラム国」が再台頭する可能性をめぐり、バグダッドで懸念が再燃していることを反映していた。かつて反政府組織だった「シャーム解放機構」が率いるシリアの新当局は、支配権を握った後、「イスラム国」の細胞組織を追跡していた。それでもイラク当局者は、より広範な不安定化によって、過激派が再編する機会が生まれかねないと懸念していた。

こうした懸念は、米国主導の有志連合によるイラクでの軍事任務を段階的に終了する計画とも交差していた。ワシントンとバグダッドは、2025年9月までに任務を終了し、米軍が一部基地から撤収することで合意していた。イラクの政治指導者らは当初、「イスラム国」の脅威は封じ込められており、もはや従来と同水準の外国軍による支援は必要ないと主張していた。アサド氏の失脚を受け、イラクの連立与党の一部はその評価を見直すようになった。

リファイの死亡報道は、イラクと有志連合の部隊にとって注目度の高い対テロ作戦の成功となったが、バグダッドで協議された地域協力は、各国政府がより広範な脅威を排除済みとは見なしていないことを示していた。作戦と協議はいずれも、安全保障上の課題が引き続き国境を越える性質を持つことを浮き彫りにした。