# ガザの病院へのイスラエル軍攻撃でハマス幹部イスマイル・バルフーム氏死亡、組織が発表

発生日:2025年3月23日

ハマス関係者とイスラエル当局者の発表によると、ハンユニスのナセル病院に対するイスラエル軍の空爆で、ハマス政治局員のイスマイル・バルフーム氏が死亡した。この攻撃は、病院が繰り返し戦争に巻き込まれてきたガザ南部で、すでに壊滅状態にある医療体制にさらなる圧力を加えた。

ハマス関係者によると、バルフーム氏が自宅への先の攻撃で負ったけがの治療を受けていた際、戦闘機が病院の手術室を攻撃した。イスラエル国防相はバルフーム氏が標的だったことを認め、イスラエル軍は、情報収集によってナセル病院の敷地内で活動するハマスの重要人物を特定した後、精密誘導兵器を使用したと発表した。

攻撃によって病院施設の一部で火災が発生した。一方、ガザ保健省は、手術棟が標的となり、中には患者と負傷者がいたと述べた。同省はその後、1人が死亡し、医療スタッフを含む多数が負傷したと発表した。また、攻撃後に当該部門全体が退避したとしている。

ハマスとイスラエル軍によると、バルフーム氏の死亡は、別のハマス幹部サラ・バルダウィル氏がハンユニス近郊で殺害されてからわずか数日後のことだった。AFP通信は、停戦交渉が行き詰まり、イスラエルがガザへの空爆を再開して以降、バルフーム氏は殺害されたハマス政治局員として4人目だと報じた。この背景が重要なのは、イスラエルの作戦が戦場の標的だけでなく、政治・行政部門の幹部にも拡大していることを示すからだ。

イスラエル軍は、標的は病院敷地内で活動していたハマス関係者で、攻撃には精密誘導兵器が使われたと説明した。ハマスとガザの保健当局者は、病院への攻撃を、機能中の医療施設に対する直接攻撃だと位置付けた。これらの説明は同一ではないが、中心的な事実については一致している。ハマス政治局員の1人がナセル病院で殺害された。

病院そのものが、より広範なガザ戦争を象徴する存在となっている。イスラエル軍がハマスの司令官らを追跡し、負傷した民間人が到着し続けるなか、現地の医療施設は損傷を受け、退避を余儀なくされ、あるいは対応能力を超える患者に圧倒されてきた。今回、AFP通信によると、写真では階段脇の一角で火災が起きた以外、建物にはほとんど損傷が見られなかった。これは、攻撃が集中したものだった一方、医療業務にはなお支障をもたらしたことを示唆している。

バルフーム氏の死が持つ政治的な意味は、病院の敷地外にも及ぶ可能性が高い。ハマスは同氏が政治局の幹部だったと述べ、イスラエル側は正当な軍事目標だったと位置付けた。こうした位置付けの対立は戦争では珍しくないが、施設内に巻き込まれた家族や職員にとって結果は同じだ。病院の一室がまた一つ、攻撃現場になった。

ガザの負傷者にとって、この攻撃は厳しいパターンを改めて浮き彫りにした。治療中であっても、病院は攻撃から完全には守られてこなかった。保健省の説明と軍の声明は相反する正当化を示しているが、空爆そのものに争いはなく、病院での死傷者数も、前線から病棟へと繰り返し広がってきた紛争における一連の死者の一部となった。

この出来事により、ハマスはまた一人の幹部を失い、ガザの医療体制はさらに一件の事件への対応を強いられた。司令部、住宅、避難所、病院のすべてが戦闘に巻き込まれてきた戦争において、ナセル病院への攻撃は、戦闘と医療の間にほとんど隔たりが残されていないことを示した。