# ネタニヤフ氏、イスラエルはガザ回廊計画を推進すると表明 攻撃で40人超死亡
イスラエルの首相は、軍がガザ地区を横断する新たな安全保障回廊を設けていると述べ、残る人質が帰還するまでハマスへの圧力を強めるための手段だと説明した。
2025年4月2日の発表は、イスラエルの空爆がガザ各地を襲い、パレスチナの保健当局者が、女性と子どもがほぼ半数を占める40人以上が死亡したと発表するなかで行われた。特に多くの死者が出た攻撃の一つは、ガザ北部ジャバリア難民キャンプにある国連施設を襲い、地元病院によると子ども9人と女性2人を含む15人が死亡した。イスラエル軍は、指揮統制センター内の戦闘員を攻撃したと述べた。
ネタニヤフ氏は、新たな経路を、ラファとハンユニスの間にかつて存在したユダヤ人入植地の名を取って「モラグ回廊」と呼ぶと述べた。同氏は、回廊が南部の両都市の間を通り、事実上ラファをパレスチナ自治区のほかの地域から切り離すことになるとの考えを示した。ネタニヤフ氏はこれを「第2のフィラデルフィ回廊」と呼んだ。これは、イスラエルが昨年5月以降支配している、ガザとエジプトとの境界沿いの地帯を指す。
この計画は、3月に停戦が崩壊した後、イスラエルが攻勢を再開したことに続くものだ。イスラエルはまた、ガザへの食料、燃料、人道支援の搬入を1カ月にわたって停止し、度重なる避難生活を送る民間人をさらに追い詰めている。国連によると、避難命令によりガザの60%以上が現在立ち入り禁止区域となっており、数十万人がテントキャンプや破壊された住宅に身を寄せている。
ネタニヤフ氏は、この回廊計画について、ハマスに人質の解放、武装解除、自治区からの退去を迫るために必要な措置だと位置づけた。イスラエルによると、ガザには今も59人の人質が残されており、そのうち24人は生存しているとみられる。ハマスは、恒久的な停戦、さらなる囚人の釈放、イスラエル軍の完全撤退がなければ、人質を解放しないとしている。
パレスチナ自治政府は回廊案を拒否し、イスラエルの人質家族は作戦拡大への懸念を表明した。家族が恐れているのは、地上支配と航空作戦の拡大が、人質の帰還につながるどころか、その身を危険にさらすことだ。
今回の発表は、ガザの将来をめぐる、より広範な政治的論争のさなかにも行われた。ネタニヤフ氏は、イスラエルが戦後も全体的な治安統制を維持する方針だと述べ、ガザ住民の大半を「自発的移住」と称して別の場所へ移住させるというドナルド・トランプ大統領の構想にも同調している。パレスチナ人と人権専門家はこうした位置づけを退け、強制移住に相当し、国際法に違反する可能性が高いと警告している。
現時点で、ガザの軍事的な分断図は固定化しつつあるようにみえる。イスラエルはすでに北部のネツァリム回廊を再び掌握しており、新たに提案されたモラグ経路が加われば、南部でも領土分断が一段と進むことになる。実際上、これはパレスチナ人の移動を阻む障壁の増加、戦場におけるイスラエルの影響力の拡大、そして戦争の終結を今なお待つ家族にとっての不確実性の増大を意味する。
回廊計画は、軍事的圧力を持続させるために設計された戦略の一部だ。これによってハマスの判断が変わるのか、それとも人道危機がさらに深刻化するだけなのかが、戦争が新たな危険な局面に入るなかで中心的な問いとして残る。



