ユニバーサルは、欧州初のテーマパーク兼リゾートの建設地として、ベッドフォードシャーのケンプストン・ハードウィック近郊の用地を選んだ。同社と英国当局者は4月9日に発表し、地域への大規模投資と位置付けた。AP通信の報道によると、事業はベッドフォードにある旧レンガ工場跡地476エーカーを対象とし、来年の着工後、2031年に開業する見通しだ。

計画の規模は、この発表が強い反響を呼んだ理由の一つだ。英国のキア・スターマー首相は、このリゾートが2万8,000人の雇用を創出し、英国に機会と成長をもたらすと述べた。この数字は、事業の政治的な魅力の中核を成している。テーマパークの発表を、産業と地域開発の物語、すなわち政府が具体的な経済的成果として示せるものへと変えるからだ。

立地も重要だ。ベッドフォードはロンドンの北約50マイルに位置し、主要鉄道路線とルートン空港に近い。いずれも、国内外の来訪者がリゾートを訪れやすくする可能性がある。情報源によると、当局者はすでにルートン空港を拡張すると表明している。この近さは、ユニバーサルがブランドの訴求力と同じくらい交通網にも賭けていることを示唆する。

ユニバーサルは建設予定の具体的なアトラクションを発表しなかったが、AP通信の報道によると、同社には「ミニオンズ」「E.T.」「ジュラシック・パーク」「カンフー・パンダ」「ワイルド・スピード」などの大型フランチャイズを題材にした乗り物を造ってきた長い歴史がある。また、ワーナー・ブラザースと「ハリー・ポッター」シリーズを使用する契約を結んでいる。英国は作品の舞台の本国であり、すでにワトフォードにはワーナー・ブラザースのスタジオツアーがあるため、これは特に重要だ。

報道によると、リゾートには客室数500室のホテルが併設される見通しだ。これは、単なる日帰り旅行ではなく、数日間の滞在を想定した目的地であることを示している。実際には、テーマパークの入場ゲートといくつかの乗り物だけでなく、ホテルや交通接続もビジネスモデルの一部とする、より広範な観光複合施設として計画されていることを意味する。

政治的には、この発表によってスターマー首相とレイチェル・リーブス財務相は、目に見える開発案件をアピールできるようになった。コムキャスト傘下の同社からは、マイケル・キャバナー社長とユニバーサルのマーク・ウッドベリー最高経営責任者が出席した。両氏の出席は、これが投機的な提案ではなく、経営陣が立ち会う正式な用地発表であることを強調した。

AP通信の報道は、新たなパークを、オーランド、ロサンゼルス、大阪、中国、シンガポールにあるユニバーサルの既存の世界的拠点の中に位置付けている。英国が加われば、同社にとってヨーロッパ大陸で初の常設拠点となる。欧州は世界で最も競争の激しいテーマパーク市場の一つであり、ユニバーサルが地域全体から来訪者を呼び込める足掛かりを明確に求めていることから、これは戦略上の大きな一歩だ。

建設の日程も重要だ。工事は来年始まる見通しで、事業はまだ着工前の段階にあることを意味する。2031年という開業目標は同社に長い時間的余裕を与える。この規模の事業では一般的だが、それでも許認可、インフラ工事、商業計画には今後何年もかかる。

ベッドフォードシャーにとっては、より差し迫ったニュースだ。かつての工業用地が世界的なレジャー目的地へと転換される。ユニバーサルにとっては、成功した方式を新市場へ拡張する機会だ。そして英国政府にとっては、雇用と投資、さらにイングランド東部の観光地としての大幅な知名度向上を約束する、見出しを飾る事業となる。

情報源の資料集には、地元の反対意見が残っているか、計画承認が完全に確定しているかは記されていないため、そうした点を推測すべきではない。一方で、明確な見出しにするのに十分な事実は示されている。ユニバーサルはベッドフォードシャーを選び、来年の着工と、欧州初のリゾートの2031年開業を目指している。