# メヘレスタンで移民労働者8人射殺、パキスタンがイランに説明を要求
出来事の日付:2025年4月12日
イランのシスタン・バルチスタン州でパキスタン人移民労働者8人が殺害されたことを受け、パキスタンは包括的な捜査を求めた。この襲撃により、両国の国境沿いで続く暴力への懸念が深まっている。
アルジャジーラによると、労働者らは土曜日、パキスタン国境から約230キロ離れたメヘレスタン郡で、整備工として働いていた作業場を身元不明の襲撃者に襲われ、殺害された。イランのメディアは、男性らが縛られたうえで射殺されたと報じた。犠牲者らはパキスタンのパンジャブ州にある複数の地区の出身とされた。
小規模な分離主義組織であるバルーチ民族主義軍が犯行声明を出した。この声明により、事件は、パキスタン、イラン、アフガニスタンの一部にまたがり、3カ国すべてにとって緊張の原因であり続けているバルチスタン地域の、より広範な暴力の構図の中に位置づけられる。それでも、何が起きたかについての説明は依然として政治的に機微な問題であり、国境地帯の治安情勢は、攻撃の責任が誰にあるのか、どの国家がそれを阻止する能力または意思を持つのかをめぐる対立する主張によって形作られている。
パキスタン外務省は殺害を非難し、捜査と遺体の送還に全面的に協力するようイランに求めた。テヘラン駐在のパキスタン特使は、両国政府が事件をめぐって連携していると述べた。イランも襲撃を非難し、駐パキスタン大使はテロを地域共通の脅威だと表現した。
殺害は、イスラマバードとテヘランの摩擦が高まった時期を経て起きた。2024年1月、両国は、国境を越えて活動する武装組織を互いにかくまっていると非難した後、ミサイル攻撃を応酬した。この出来事は、地元武装勢力の暴力が国家間の緊張へ急速に波及し得ることを浮き彫りにした。
アルジャジーラは、昨年も同様の事件があり、イランのサラバン地域で少なくとも9人のパキスタン人労働者が死亡したと指摘した。同局はまた、武装勢力の拠点をめぐりアフガニスタンをより厳しく非難しているのと比べ、パキスタンはイランへの批判を比較的抑制してきたと指摘した。
今回の襲撃により、明確な抑止を受けることなく国境の両側で活動する武装組織への懸念も強まる可能性がある。アルジャジーラが引用した治安アナリストらによると、バルーチ民族主義軍はバルチスタン解放軍より規模が小さく、資源も少ないものの、地域の注目を集めるよう演出された攻撃を実行する能力はなお持っているようだ。
現時点で差し迫った問題は、犠牲者の遺体がどうなるか、当局が銃撃犯を特定し、国境からこれほど離れた職場に彼らがどうやって到達したのかを説明できるかどうかだ。より広く見れば、この殺害は、国境地帯の暴力が地域政治、地元分離主義者の不満、遠隔地を取り締まる難しさと引き続き絡み合っていることを示している。



