# ハンガリー、LGBTQの権利への規制を強化する憲法改正を可決

ハンガリーの議員らは、プライド関連イベントの禁止を明文化し、人は男性か女性のいずれかに限られると規定する条項など、LGBTQの権利をさらに制限する憲法改正を承認した。この採決により、ビクトル・オルバン首相の政権は、公共の場におけるLGBTQの可視性を抑える広範な取り組みに、新たな法的根拠を加えた。

DWは、改正案が議会で3分の2の多数を占めるオルバン氏の与党フィデスによって押し通され、極右議員らの支持も得たと報じた。このため採決の結果は当初から予想されていたが、重要性が薄れるわけではない。論争のある政策を憲法の条文にすれば、後に撤回することがより難しくなる。

新たな改正は、3月18日に可決され、毎年恒例のプライド行進をすでに禁止し、集会の自由を事実上制限した法律の根拠も強化する。記事によると、最新の法律により、公共イベントでは虹などのクィアの象徴を掲げること、セクシュアリティを「それ自体を目的として」提示すること、参加者が出生時に割り当てられた性別とは異なる服装をすることが認められなくなる。

法律はさらに踏み込み、当局が顔認識技術を使って禁止されたイベントの参加者を特定することを認めている。また、最高550ユーロの罰金を導入しており、DWは、この金額がハンガリーの月額最低賃金をわずかに下回ると指摘している。監視と処罰のこの組み合わせが、措置に実効性を与えている。

オルバン氏はこの措置をイデオロギーの観点から擁護し、3月に「ウォーク思想がわれわれの子どもたちを危険にさらすことは許さない」と述べた。政権への批判者らは、これをはるかに大きな動きとみている。単発の文化戦争的な意思表示ではなく、反対意見や少数者の権利のための公共空間を狭める一連の動きの新たな一歩だという見方だ。

野党モメンタムは採決前に議会を封鎖しようとした一方、人権団体は、この法律がEUの規則に違反し、欧州委員会に行動を求める圧力を強める可能性があると警告した。ハンガリー・ヘルシンキ委員会は、この法律を、反対意見を抑圧し、権利保護を弱体化させる取り組みの重大なエスカレーションだと呼んだ。

記事はまた、この変化をより長期的な流れの中に位置づけている。DWによれば、ハンガリーは過去6年間、LGBTQの権利への規制を強化するために憲法を繰り返し改正してきた。これには、2019年に結婚を男性と女性の間のものと定義したことや、2020年に母親は女性、父親は男性に限られると規定したことが含まれる。

主催者らは、禁止にもかかわらず6月28日にブダペスト・プライド・パレードを開催する予定だとしており、市長も、これまで以上に大規模になることを望むと述べている。つまり、この憲法改正は問題を終わらせるどころか、対立を引き起こす可能性がある。

現時点で確認されている事実は、法改正そのものである。ハンガリーは、より厳しい反LGBTQの方針を憲法に盛り込み、当局にそれを執行するための手段をさらに与えた。