コートジボワールの主要野党指導者ティジャヌ・ティアム氏が司法当局によって選挙人名簿から抹消された。この判断により、10月の大統領選に出馬する望みが絶たれる可能性がある。

裁判所は、ティアム氏が1987年にフランス国籍を取得した際、コートジボワール国籍を喪失したと判断した。この決定には異議を申し立てることができず、通常の手続き上のつまずきよりもはるかに重大な意味を持つ。ティアム氏は出馬できるよう、すでにフランス国籍を放棄していたが、それでも裁判所は被選挙資格がないと判断した。

判断が下された時期は、政治的に緊迫している。ティアム氏が中道右派の民主党(PDCI)の大統領候補として正式に承認されてから、わずか1週間後に失格となった。つまり野党で最も著名な人物は、正式に選挙戦へ参入した直後、ほぼ間を置かず投票用紙から排除されたことになる。

ティアム氏は、この判断を民主主義に対する破壊行為と呼び、何百万人もの有権者から投票の権利を実質的に奪うものだと主張した。同氏は、裁判所の対応は、与党・ウフェティスト民主平和連合(RHDP)の指導者らが、有権者と向き合うより権力の独占に関心を持っていることを示していると述べた。その言葉は、複数の有力者がすでに選挙戦から排除されている政治体制をめぐる不信の深さを反映している。

現職のアラサン・ワタラ大統領(83)は4期目を目指すと広く予想されているが、与党はまだ候補者を指名していない。ローラン・バグボ元大統領を含むほかの有力者3人も、出馬を禁じられている。その結果、選挙運動が本格的に形を整える前から、法的な異議申し立てによって候補者の顔触れが狭められている。

ティアム氏自身の経歴は、この事件に一層大きな意味を与えている。同氏は、フランスの名門理工系高等教育機関エコール・ポリテクニークの入学試験に合格した最初のコートジボワール人で、後に1998年に計画相となり、その後はアビバ、プルデンシャル、クレディ・スイスなどで長い国際ビジネスの経歴を積んだ。スパイ活動をめぐる不祥事を受けて2020年にクレディ・スイスを退任したが、不正行為への関与は否定されている。

こうした経歴により、同氏は手ごわい対抗馬となる可能性を持っていた。すなわち、テクノクラートとしての実績を備え、野党の期待を結集できるほど強い政治的知名度を持つ実業家だった。選挙人名簿から抹消されたことで、今回の選挙が、選挙運動での論戦よりも裁判所の判断によって形作られる、より限定的な争いになる恐れが生じている。

今回の判断は、コートジボワール政治の長い歴史を背景としている。同国では権力への道が、国籍、資格、制度の統制をめぐる問題によってしばしば選別されてきた。ティアム氏にとって当面の問題は、立候補がこの法的打撃を乗り越えられるかどうかだ。より広い有権者にとっての問題は、10月の投票が真に競争的なものと感じられるか、それとも投票が行われる前から決まっているようにますます見えるかどうかである。

ティアム氏の抹消により、コートジボワールの選挙機関と、残る候補者全員が平等な条件で競うことを認められるかどうかに、再び注目が集まっている。ワタラ氏が再び出馬すれば、選挙戦は運動そのものと同じくらい、候補者の排除によって形作られる争いになり得る。別の対抗馬が現れたとしても、野党は最も著名な候補を失った影響を克服しなければならない。いずれにせよ、裁判所の決定はすでに民主的な選択の余地を狭め、10月の投票を競争的というより制約されたものに見せている。