停戦下でイスラエルがベイルート南郊を攻撃、死傷者の報告なし

発生日:2025年4月27日

イスラエルは2025年4月27日、ヒズボラが使用しているとする建物から住民に退避するよう命じた後、ベイルート南郊を空爆した。この攻撃は、停戦が発効してから5カ月後に行われた。レバノン民間防衛隊はその後、死傷者は確認されていないと発表した。

標的となったのは、ヒズボラが長年にわたって強い影響力を維持してきた南郊地区ダヒエのハダス地区だった。BBCが引用したロイターのライブ映像には、イスラエル軍が退避警告を出してから約1時間後、建物から大量の煙が立ち上る様子が映っていた。消防・救助隊がその後、火を消し止めた。

イスラエルは、標的はヒズボラが所有する精密誘導ミサイルの保管場所だったとし、そうした兵器をそこに保管することは、停戦に基づくイスラエルとレバノンの合意事項に違反していると主張した。ベンヤミン・ネタニヤフ首相の事務所は、イスラエルはヒズボラが勢力を強めることを許さず、ダヒエを同組織の安全な避難場所にはさせないと述べた。これらの主張は、停戦後であっても、新たに生じる脅威とみなすものを攻撃する権利を保持するというイスラエルの継続的な立場を反映していた。

レバノン大統領府は攻撃を非難し、11月の停戦を仲介した米国とフランスに対し、攻撃をやめるようイスラエルに圧力をかけることを求めた。ジョセフ・アウン大統領の事務所は、イスラエルの行動が安定を損ない、地域を再び不安定な状況にさらす恐れがあると述べた。BBCはまた、匿名を条件に語った西側当局者らが、ヒズボラはおおむね停戦を順守していると述べる一方、空爆やドローン監視を含む違反をイスラエルが繰り返していると非難したと報じた。

この攻撃が重大だったのは、ベイルート南郊を攻撃したからだけでなく、首都の同地区に対するイスラエルの攻撃としては約1カ月ぶりだったからでもある。停戦はイスラエルとヒズボラの公然たる戦闘を終わらせることを目的としていたが、合意は依然として不安定で、イスラエルはヒズボラに関連するとする場所への攻撃をほぼ毎日続けている。

国連のレバノン担当特別調整官ジャニーン・ヘニス=プラスハールト氏は、この攻撃が、通常の生活への復帰を切望する人々の間にパニックと恐怖を引き起こしたと述べ、敵対行為停止の合意をさらに損ないかねない行動を避けるよう全当事者に求めた。この反応は、死傷者が報告されていないにもかかわらず攻撃がもたらした当面の政治的影響を表していた。新たな攻撃のたびに、レバノンが再度の激化へ近づいていくという感覚である。

したがって、この日は、すでに緊張にさらされている停戦にとって新たな試練となった。物理的な被害は限定されたようだが、戦略的な影響としては、一方的な軍事行動によって停戦がいかに早く弱体化し得るかを、レバノンの民間人と国際的な仲介者の双方に改めて認識させることになった。