バングラデシュ、法廷からの圧力を受けアワミ連盟の活動を禁止
バングラデシュ暫定政府は、昨年の反政府蜂起に関連する法廷での審理を準備する間、アワミ連盟の活動を禁止した。
2025年5月10日、バングラデシュ暫定政府は、シェイク・ハシナ元首相の政党に対してこれまでで最も厳しい措置を講じた。当局はアワミ連盟のあらゆる活動を禁止し、昨年の大規模蜂起に関連する事件を特別法廷が準備するなか、かつて同国で最も重要だった与党を法的に宙ぶらりんの状態に置いた。AP通信は、この決定がノーベル平和賞受賞者ムハマド・ユヌス率いる内閣によって下され、国家安全保障上の措置と位置付けられたと報じた。
政府によると、禁止措置は反テロ法に基づきオンラインとオフラインの双方に適用され、昨年7月と8月の反政府蜂起で数百人の抗議者が死亡したことに関連する疑惑について、法廷が手続きを終えるまで継続される。法律顧問のアシフ・ナズルルは、この決定は国家安全保障、主権、ならびに法廷に関係する活動家、原告、証人の安全を守ることを目的としていると述べた。この言い回しは、国家が刑法と政治的な封じ込めを組み合わせていることを示している。
蜂起で失脚したハシナは、8月5日からインドに亡命している。彼女の政党と多くの幹部はすでに殺人容疑に直面しており、AP通信は、国連人権事務所が2月、3週間にわたる反ハシナ抗議活動で最大1,400人が死亡した可能性があると発表したことにも言及した。この暴力の規模は、暫定政府がこの問題を法的責任の追及と正統性の危機の双方として扱っている理由を物語っている。
この禁止措置は、街頭からの圧力への対応でもあった。学生主導の政党の支持者やイスラム協会(ジャマーアテ・イスラミ)の学生組織のメンバーを含む数千人の抗議者がダッカに集まり、土曜夜までにアワミ連盟を禁止するよう要求していた。したがって政府の措置には、司法手続き、街頭での動員、そして蜂起後のバングラデシュの次なる政治秩序を誰が形作るのかをめぐる闘争が混在している。
この決定は、同国の移行期を一変させる可能性がある。アワミ連盟は長年にわたりバングラデシュを統治し、今も組織的な基盤を深く根付かせている。同党を活発な政治活動から排除することは、単一の出来事に対する単なる処罰ではない。ハシナ政権崩壊後の政治勢力図を描き直そうとする試みである。それが責任追及につながるのか、それともさらなる分断を招くのかは、法廷での手続きがどのように進むか、また禁止措置が法的・政治的な異議申し立てを乗り越えられるかに左右される。当面、ダッカから発せられているメッセージは、国家が同党に対する立件を終えるまで、旧与党を締め出すというものだ。



