出来事の日付:2025年5月21日。
占領下のヨルダン川西岸を訪問していた外国外交団の近くでイスラエル軍が警告射撃を行ったジェニンでの事件を受け、外交上の抗議が相次いだ。負傷者は報告されなかったが、各国政府は自国代表を危険にさらしたとして非難し、イスラエルに調査や正式な説明を要求した。
イスラエル国防軍は、外交団が承認済みの経路から外れ、立ち入りを許可されていない区域に接近していたと説明した。同軍によると、部隊は訪問者を遠ざけるため空中に向けて発砲した。同軍は迷惑をかけたことに遺憾の意を示し、内部調査後に関係国の代表へ説明すると述べた。
パレスチナ自治政府は大きく異なる説明を示した。外交官らは人道状況を評価し、イスラエルの作戦による影響を視察するため、パレスチナ当局者と調整した公式訪問を行っていたと説明した。自治政府は、イスラエル軍が一行を意図的に標的にしたと非難した。提供された報道では、経路や部隊の意図をめぐる双方の主張のどちらが正しいかを確定する証拠は示されていなかった。
20カ国を超える外交官が参加したと報じられた。BBCニュースは、代表が参加した国としてエジプト、ヨルダン、スペイン、トルコ、フランス、アイルランド、英国を挙げた。アイルランドは、ラマラを拠点とする外交官2人が一行に加わっていたと確認した。提供された別の報道で引用された映像には、銃声が聞こえる中、外交団のメンバーと同行記者らが走って逃げる様子が映っていた。
フランス、スペイン、イタリアは、イスラエル大使を呼び出すと表明した国々に含まれていた。提供された追加の報道によると、ベルギー、カナダ、ドイツ、オランダ、ポルトガル、英国、ウルグアイも同様の措置を取るか、直接外交的に抗議した。カナダ首相は即時の説明を求め、ウルグアイは同国当局者の1人が現場にいたと報じられたことを受け、回答を要求した。
トルコは、同国の在エルサレム領事館職員が訪問に参加していたと指摘し、即時の調査と責任追及を要求した。EUの外交政策トップは、外交官の命を脅かす行為は容認できないと述べ、責任者の追及を求めた。エジプトは、この発砲を外交規範への違反だとした。
この対立は、1月に始まったジェニンおよびヨルダン川西岸北部の他地域におけるイスラエル軍の作戦中に起きた。イスラエルは、この作戦が武装集団を標的にしていると説明した。国連は、対象地域にある難民キャンプの住民4万人が、イスラエル当局から退去を命じられ、強制移住させられたと報告した。
外交団をめぐる事件で身体的な負傷者は出なかったものの、反応が広範囲に及んだことで、この発砲は重大な外交問題に発展した。求められている調査では、合意済みの経路、軍の警告手順、そして公式の国際訪問がなぜイスラエル軍の銃撃にさらされかねない状況になったのかが焦点になるとみられていた。



