# 避難家族が身を寄せるガザの学校にイスラエル軍が攻撃、数十人死亡
BBCの取材に応じた病院長らによると、2025年5月26日、イスラエル軍によるガザへの空爆で少なくとも54人のパレスチナ人が死亡し、その大半は避難家族が身を寄せていた学校の建物にいた。死者には子どもも含まれ、目撃者らは、居住場所として使われていた教室に火が急速に燃え広がったと証言した。
攻撃を受けたのはガザ市のファハミ・アルジャルガウィ学校で、ガザ北部でイスラエル軍の圧力が強まるなか、ベイトラヒヤから来た数百人が避難していた。地元当局者と救助隊員によると、学校だけで少なくとも35人が死亡した。ガザの民間防衛隊は、炎上する部屋から子どもを含む複数の遺体が収容され、その多くがひどく焼けていたと報告した。
イスラエル軍は、ハマスとイスラム聖戦の指揮統制拠点と説明する場所を標的にしたと発表した。同軍は、武装勢力がイスラエルの民間人や兵士への攻撃を計画するためにその場所を利用していたとし、ハマスが民間人を「人間の盾」として利用しているとの非難を繰り返した。BBCの報道は、病院長によるとさらに19人が死亡したジャバリアの住宅への別の攻撃について、イスラエル軍はまだコメントしていないとも伝えた。
ガザ北部の救急サービスを統括するファリス・アファナ氏はBBCに対し、隊員らが教室3室で火災が起きているのを発見したものの、炎のため中にいた多くの人々のもとへたどり着けなかったと語った。この証言は、戦争によって大勢の住民が自宅を追われるなか、ガザの学校が次第に緊急避難所となっている実態を浮き彫りにした。
これらの死者が出たのは、ガザ地区北部で戦闘が激化し続けるなかだった。イスラエル軍は、48時間でガザ全域の200カ所を攻撃したと発表した。同時に外交努力も続けられており、ハマスは停戦案に同意したとしているが、イスラエルはまだ同じ内容では受け入れていない。
学校への攻撃は、同時期にガザで報告された複数の死者を伴う事件の一つだった。BBCはこのほか、別の攻撃でパレスチナ人医師の家にいた子ども9人が死亡したことや、別の攻撃で赤十字職員2人が死亡したことも伝えた。これらの事件は総じて、戦争による民間人の犠牲の大きさと、すでに度重なる暴力から逃れてきた人々が今なお危険にさらされている状況を示した。
学校に身を寄せる家族にとって、この攻撃はガザのどこにも安全な場所はないように見えることを改めて警告するものとなった。



