# マレーシア、PKR党首選での敗北を受け閣僚が辞任
出来事の日付:2025-05-28
マレーシアのラフィジ・ラムリ経済相は、アンワル・イブラヒム首相率いる政党の副総裁選で敗れた後、内閣を辞任した。数時間後には、ニック・ナズミ・ニック・アフマド天然資源・環境持続可能性相も辞任した。
辞任は、人民正義党(PKR)の激しい党内選挙を受けたものだ。アンワルの娘ヌルル・イザ氏が9,803票を獲得し、3,866票だったラフィジ氏を破って副総裁に就任した。この結果、党には新たな後継者候補が生まれ、閣僚人事と党への忠誠を巡る政治的な思惑が直ちに再編された。
ラフィジ氏はアンワル氏に辞表を提出し、6月17日付で発効すると述べた。また、水曜日から6月16日まで休暇を取るとも述べた。声明では、党内選挙で敗れた指導者は政府の役職を勝者に譲るべきだと主張し、自身の辞任を民主主義の原則と説明責任の問題として位置付けた。
同氏は、第13次マレーシア計画が最終決定され、次の国会会期に提出されることになったため、経済相としての仕事は完了したと述べた。また、自身の退任後も、内閣に対し同計画の教育改革の一部を維持するよう求めた。
ラフィジ氏の盟友とみられているニック・ナズミ氏は、自身もアンワル氏に辞表を提出し、7月3日まで休暇を取ると述べた。同氏は、以前PKR副総裁を務めていたことが入閣の重要な要因だったとし、その党役職を守れなかったため閣僚を辞任すると説明した。
2人の辞任が重要なのは、政府の担当分野のバランスとPKRの内部結束の双方に影響するためだ。ラフィジ氏の省はジョホール・シンガポール特別経済区を含む大型経済構想で中心的な役割を担ってきた。CNAが引用したアナリストらは、同氏の退任により党内の分断が深まる可能性があると述べた。
報道は、アンワル氏が直面するより広範な政治的ジレンマも浮き彫りにしている。ヌルル・イザ氏は閣僚ポストに乗り気ではないと述べているが、同氏を政府に迎えれば縁故主義との非難が強まる可能性がある。一方、そのポストを空席にすれば、重要な政策担当省に対するPKRの影響力が弱まる恐れがある。
連立内部では、他党がこれを好機と捉えているようだった。統一マレー国民組織(UMNO)のアフマド・ザヒド・ハミディ総裁は、同党から閣僚ポストを要求することはないが、提示されれば受け入れると述べた。この反応は、PKR内部の政治がいかに素早く連立交渉へ波及し得るかを示している。
首相府は、アンワル氏が両氏の辞表と休暇申請を受け取り、休暇を承認する一方、それ以上の決定は先送りしたと発表した。つまり、当面の動きは手続き上のものだが、より大規模な内閣改造については未解決のままだ。
ラフィジ氏にとって、辞任は投票前にした約束に沿うものだ。ニック・ナズミ氏にとっては、党内での立場と結び付いた政治的選択である。アンワル氏にとっては、政府が規律と継続性を示そうとしているまさにその時に、内閣に空白が生じることになる。
今回の一件はまた、マレーシアの内閣政治が国政選挙だけでなく党内選挙にも大きく左右され得ることを改めて示している。たった一度の党内での敗北でも、閣僚の辞任、連立交渉、そして後継者や影響力を巡る新たな臆測を引き起こし得る。
短期的な焦点は、辞任が発表されたかどうかではなく、アンワル氏が生じた空席をどのように埋めるのか、そしてPKRが自らの党首選による余波を封じ込められるかどうかだ。
出典:CNA 5305



