長期にわたる隠蔽を経て下された評決
リチャード・サッチウェルは、コーク県ヨールの自宅で妻ティナを殺害したとして有罪評決を受け、アイルランドで最も注目を集めた殺人裁判の一つが終結した。中央刑事裁判所の陪審は、4週間余りにわたる裁判の末、約9時間半の評議を経て全員一致の評決を下した。
事件の中心となったのは、サッチウェルが2017年3月に届け出た失踪と、その後何年にもわたって繰り返した虚偽の説明だった。RTÉによると、サッチウェルは警察、記者、家族、友人に対し、用事を済ませて帰宅すると妻がいなくなっており、貯金2万6,000ユーロを持ち去ったと話していた。その説明は、警察官が2023年10月に家の中でティナ・サッチウェルの遺体を発見したことで崩壊した。
遺体は、グラッタン・ストリートにある夫妻の自宅の居間で、階段下に埋められていた。RTÉによると、遺体は黒いビニールで包まれ、サッチウェルが掘った墓穴にうつぶせの状態で埋められていた。ティナはガウンとパジャマを身につけたままで、ガウンのポケットには財布が入っていた。
法廷で示された証拠は、殺害を隠蔽し、当初の失踪者をめぐる筋書きを維持するための周到な企てを示していた。遺体発見後、サッチウェルは新たな説明を持ち出し、妻がのみで自分を襲い、その死は事故だったと主張した。RTÉによると、サッチウェルは、その後、使用されていない冷凍庫に遺体を保管してから階段下に埋め、妻を「できる限り快適に」しようとしたと話した。
その説明は陪審を納得させなかった。この評決は、陪審員が、サッチウェルには妻を殺害するか重傷を負わせる意図があったと認定し、正当防衛だったとの主張を受け入れなかったことを意味する。裁判では、検察側がサッチウェルを恥知らずなほど厚かましいと表現し、変遷する彼の説明は信じ難く、自己弁護のためのものだと述べたことも明らかになった。
この事件は、ティナ・サッチウェルの遺体発見までに長い時間がかかったため注目を集めた。警察は2017年6月に自宅を捜索したが、ティナを発見できなかった。最初に行方不明と届け出られてから6年以上が過ぎた2023年10月の再捜索で、ようやく白骨化した遺体が回収された。
RTÉによると、遺体の状態から死因は特定できず、骨折の証拠もなかった。それでも裁判所は、遺体の隠蔽、虚偽の供述、そして後に殺害を釈明しようとした行為が、弁護側の主張とは一致しないと判断した。
サッチウェルには、アイルランドで殺人罪の必要的刑罰となっている終身刑が言い渡される。事件の次の段階では、犯罪が被害者側に与えた影響についての証言が行われるが、中心的な問いにはすでに陪審が答えを出している。ティナ・サッチウェルは単に姿を消したのではなく、夫が何年も繰り返した説明は虚偽だった。



