発生日:2025年5月30日
ナイジェリアのニジェール州にある市場の町モクワを洪水が襲い、救助隊が少なくとも115人の遺体を収容したと、緊急当局者が金曜日に明らかにした。水曜日遅くに数時間にわたって豪雨が降り、複数の地区が浸水して住宅が破壊され、多くの住民が引き続き行方不明となっていた。
ニジェール州緊急事態管理庁の報道官イブラヒム・アウドゥ・フセイニはAFPに対し、下流では今も遺体が見つかっていると語った。洪水によって人々がニジェール川の方向へ流されたとし、複数の場所で捜索隊が活動を続ける中、死者数はさらに増えるだろうと警告した。
災害の規模は発生日後も変化し続けた。DWは、現地の緊急当局が5月31日土曜日に死者数を150人超としたと報じた。この後の数字は、5月30日に報告された遺体収容数115人に取って代わるものであり、金曜日の捜索活動開始時点ですでに判明していた情報と解釈すべきではない。
洪水は数時間にわたる激しい雨の後に発生した。アルジャジーラとDWはいずれも、近隣のダムの決壊が状況を悪化させたと報じたが、提示された証拠では施設名も、決壊の理由に関する技術的調査結果も示されていなかった。DWによると50戸を超える住宅が流失した一方、アルジャジーラは数千戸が破壊されたとの緊急当局の推計を報じた。提示された報道では、この規模の違いについて説明されていない。
生存者らは、突然にもたらされた壊滅的な喪失について語った。29歳の公務員モハメド・タンコは、自身が育った家にいた少なくとも15人が行方不明となり、その家も失われたと話した。漁師のダンジュマ・シャバは、自宅が倒壊し、駐車場で寝ていると語った。AFPが報じ、アルジャジーラが伝えた両氏の証言は、変動する公式集計の背後にある混乱を浮き彫りにした。
DWはその後の更新記事で、3,000人を超える人々が避難を余儀なくされたと報じた。ボラ・ティヌブ大統領は哀悼の意を表し、州政府の対応を支援するため連邦機関を動員したと述べた。また、捜索救助活動が続いており、救援物資と仮設避難所の支援を展開していると述べた。
モクワはアブジャの西約220キロに位置し、ナイジェリア南部の商人と北部の農家を結ぶ重要な拠点となっている。このため町の被害は住宅だけでなく、地域の商業や食料・物資の流通拠点にも及んだ。提示された報道では、より広範な経済的影響は数値化されていない。
この災害は、通常約6カ月続くナイジェリアの雨季が始まって間もない時期に発生した。ナイジェリア気象庁は、水曜日から金曜日にかけて、ニジェール州を含む全36州のうち15州で鉄砲水が発生する可能性があると警告していた。アルジャジーラの報道は、一部地域では季節性の雨が始まってからまだ約1カ月しかたっていなかったと指摘した。
ナイジェリア全土では洪水が繰り返し発生しており、大雨時には排水設備の不備が危険を増大させている。DWは、水路上に建てられた住宅や、排水溝および水路に投棄されたごみも、洪水を悪化させ得る要因として挙げた。こうした状況は全般的な脆弱性を示すものだが、提示された証拠では、モクワの被害のうち特定の一要因が占める割合は示されていない。
同国は2024年にも深刻な洪水被害に見舞われていた。両報道は、31州で1,200人超が死亡し、120万人が避難したとの数字を引用した。DWによると、この洪水では140万ヘクタールを超える農地も破壊された。アルジャジーラは別途、2024年9月にマイドゥグリで豪雨とダム決壊により少なくとも30人が死亡した災害にも言及した。
アルジャジーラによると、科学者らは気候変動に伴い異常気象のパターンがより頻繁になっていると警告している。しかし、単一の洪水の原因を突き止めるには個別の評価が必要であり、提示された証拠はモクワの降雨を気候変動に直接帰属させてはいない。
その後の土曜日の更新時点でも、犠牲者の捜索と避難住民への支援が最優先課題だった。金曜日から土曜日にかけて死者数が増えたことは、人やがれきを町のはるか外まで押し流した、流れの速い洪水の被害を把握する難しさを反映していた。



