プリルキへのロシア軍ドローン攻撃で1歳児含む5人死亡

ウクライナ当局によると、2025年6月5日の夜明け前、ロシア軍のドローンがウクライナ北部の都市プリルキを攻撃し、少なくとも5人が死亡、ほかに9人が負傷した。攻撃は住宅地を直撃し、死者の一人は1歳の子どもだった。その子どもの母親と祖母も死亡し、一家3世代が犠牲となった。ウクライナ当局はこれを、戦争が民間人にもたらす犠牲の新たな例として直ちに強調した。

当局によると、日の出直前に6機のドローンが市内に着弾した。イホル・クリメンコ内相は、死亡した子どもが地元消防署長の孫だったことを明らかにした。ウォロディミル・ゼレンスキー大統領によると、消防署長のオレクサンドル・レビド氏は、自宅で起きた被害に対応するため現場に到着し、シャヘド型ドローンが家を直撃したことを知った。子どもの母親ダリナ・シヒダ氏は警察官だった。ウクライナ国家警察によると、一家は以前のロシア軍による攻撃への恐怖から転居を余儀なくされていた。

AP通信の記事は、この攻撃を、同夜に行われたより大規模な攻撃という広い文脈の中に位置付けている。ゼレンスキー氏によると、ロシアはチェルニヒウ、ハルキウ、ドネツク、オデーサ、スーミ、ドニプロ、ヘルソンなど複数の地域に、ドローン103機と弾道ミサイル1発を発射した。同じ夜、ハルキウは別のドローン攻撃を受け、子ども、妊婦、93歳の女性を含む19人が負傷し、ヘルソンも砲撃を受けた。これらの並行した攻撃は、ロシア軍の空爆が一つの前線都市だけでなく、ウクライナの複数地域に同時に影響を及ぼしていたことを浮き彫りにしている。

プリルキはキーウの約100キロ東に位置し、戦前の人口は約5万人だった。AP通信は、同市は前線から遠く、既知の軍事施設もないと報じており、そのため住宅地への攻撃は特に重大な意味を持つ。地元住民のリュドミラ・ホルブノワ氏はAP通信に対し、シヒダ氏はキーウでの攻撃を恐れ、わずか数日前に息子を連れて両親の家に移ったばかりだったと語った。この発言は、国内の別の場所に移ってもドローン戦の射程内にとどまらざるを得ない中、多くの民間人を国内移動へと駆り立てている恐怖を捉えている。

攻撃は、外交活動が活発に行われた日にも重なった。ドナルド・トランプ米大統領がロシアのウラジーミル・プーチン大統領と会談した数時間後であり、またワシントンではウクライナ代表団が、米国に対してモスクワへの圧力を強めるよう求めた後だった。ゼレンスキー氏は、この攻撃も可能な限り強力な制裁を科すべき理由の一つだと述べた。ウクライナ当局が公表した事実は、軍事・外交情勢が急速に動いていたことを示すが、現地にもたらされた結果は即時かつ壊滅的だった。一家が失われ、小さな都市は、人々が眠っている間に攻撃された住宅のがれきを撤去することになった。