# グレンデール、カリフォルニア州での抗議活動のさなかICE被拘束者収容契約を終了
出来事の発生日:2025-06-09
カリフォルニア州グレンデール市は、連邦移民当局の被拘束者を収容する契約を終了した。この取り決めは地域社会に過度の分断を招くようになり、現在の形で継続すべきではないと説明している。
この措置により、2007年から続いていた地域の契約が終了する。グレンデール市当局者は、この決定は政治的動機によるものではなく、市が公共の安全、説明責任、信頼を重視した結果だと述べた。また、カリフォルニア州法に従い、グレンデール市警察は連邦移民法を執行しておらず、今後も執行しないとした。
発表のタイミングにより、その意味は一層重くなった。契約終了は、連邦政府による移民法執行をめぐり、ロサンゼルス地域で3日間にわたって抗議活動が行われた後に決まった。これには、車両が放火され、反ICEの抗議者が法執行機関や州兵の要員と衝突したメトロポリタン拘置所付近での対立も含まれていた。
グレンデールはロサンゼルス郡で4番目に大きな都市で、人口は約18万7,000人。当局者らは、同市は安全な都市であり、その評判は市民の信頼にかかっていると説明した。その文脈から、拘置施設の利用が限定的であったとしても、移民被拘束者の受け入れを続ければ信頼を損なう恐れがあると主張した。
報道によると、1月以降、ICEに拘束された82人がグレンデール市拘置所に収容されていた。市の広報担当者はNBCに対し、被拘束者の滞在時間は6~12時間で、指紋採取や収監手続きは行われず、ベッド、食事、水、医療が提供されたと説明した。市はまた、未成年者は収容していなかったと述べた。
市民的自由を擁護する団体は、この取り決めがトランプ政権による大量強制送還政策の遂行を支援していると主張し、強く反対した。市は、契約を終了すれば、家族が拘束中の親族と面会したり、被拘束者がほかの管轄区域で法律顧問に接触したりすることが難しくなる可能性を認めた。
この決定は、州法、地域社会からの圧力、そして街頭にまで波及した全国的な移民問題をめぐる対立によって形成された地域政策の転換と捉えるのが最も適切だ。グレンデールは地域警察と連邦政府による移民法執行との間に一線を引こうとしているが、政治的、実務的な余波は続く可能性が高い。
グレンデールの決定は、地域の自治と連邦移民政策との緊張も反映している。当局者はこの措置を信頼と公共の安全の問題と位置づけたが、この取り決めを終了することで、被拘束者やその家族にとって面会や法的支援へのアクセスが難しくなる可能性も認めた。
このトレードオフが、この問題が論争になった理由を説明している。市は地域警察を連邦政府の法執行から切り離そうとする一方、批判派はこの取り決めを、より広範な強制送還機構の一部とみなした。契約の終了によってこの論争が決着するわけではないが、グレンデールとICEとの関係に明確な区切りがついたことは確かだ。
ロサンゼルス周辺の抗議活動により、自治体の契約は、移民法執行、連邦政府の権力、地方政府の正統性をめぐる、より大きな政治論争へと発展した。グレンデールがこの取り決めから離脱したことで、一部の批判派は静まるかもしれない一方、別の人々の怒りを買う可能性もある。しかしこれは、拘束と強制送還をめぐる全国的な争いに地方自治体が引き込まれていることも示している。
市が次に直面する課題は、政治的であると同時に実務的でもある。多くの住民が分断を招きすぎるため継続すべきでないと考える連邦プログラムから距離を置きつつ、公共の安全と法令順守にどう対応するのかを説明しなければならない。



