出来事の発生日:2025年6月10日
ウォルト・ディズニー・カンパニーは、コムキャスト傘下のNBCユニバーサルがHuluに保有する残りの持ち分について、追加で4億3,870万ドルを支払う予定だ。これにより、長期にわたった評価手続きが決着し、ディズニーが同ストリーミングサービスの単独所有者となる道が開かれる。取引は2025年7月24日までに完了する見込みだった。[出典5528]
今回の支払いは、NBCユニバーサルの3分の1の持ち分を対象として2023年12月に行われた最初の86億1,000万ドルの支払いに続くものだ。両方を合わせると、ディズニーによる同持ち分の取得価格は約90億ドルとなる。先の金額は、ディズニーとコムキャストの2019年の合意で定められた、Huluの最低保証評価額275億ドルに基づいていた。[出典5529]
ディズニーに追加の支払い義務があるかどうかを決めるには、契約に基づく評価が必要だった。ディズニー側の評価人はHuluの価値を合意済みの下限額より低く算定した一方、NBCユニバーサル側の評価人はそれを大幅に上回る額を算出した。評価が分かれたため、3人目の評価人が手続きに加わった。6月9日に完了したその計算により、追加支払額は4億3,870万ドルと確定した。[出典5528、5529]
この結果は、コムキャストが選定した銀行による評価額に基づいて支払うことになっていた金額を大幅に下回った。バラエティによると、その評価ではディズニーにさらに50億ドルの支払いが必要になる可能性があった。ディズニーとNBCユニバーサルは、Huluの公正価値をどのように決定すべきかをめぐる意見の相違を解決するため、評価手続きをめぐって2024年5月に非公開の仲裁手続きに入っていた。[出典5529]
ディズニーは、コムキャストが運営権を譲渡して非支配株主となった2019年以降、Huluを運営していた。ディズニーは、21世紀フォックスのエンターテインメント資産を買収し、さらにAT&TがワーナーメディアのHulu持ち分10%を残る株主に売り戻した後、3分の2の持ち分を確保していた。2019年の取り決めでは、コムキャストが残りの持ち分を売却するための道筋も定められていた。[出典5528、5529]
ディズニーの最高経営責任者(CEO)ボブ・アイガーは決着を歓迎し、Huluを完全所有することで、同サービスの総合エンターテインメント番組とDisney+との一層緊密な統合が可能になると述べた。また、そのサービスをESPNが今後開始する消費者直接提供型サービスと連携させる計画にも言及した。一方、コムキャストは、Huluから同社にもたらされた収入は約100億ドルに上り、NBCユニバーサルのコンテンツに重要な配信先を提供してきたと述べた。[出典5529]
Huluは、テレビ番組向けのオンラインプラットフォームを求める大手エンターテインメント企業が出資する合弁事業として2007年に設立された。ディズニーは2009年に同事業へ参加し、その後、フォックスとの取引を通じて過半数の支配権を獲得した。[出典5528]
最終的な支払いは、ディズニーの2025会計年度の調整後利益予想に影響しない見込みだった。出来事の発生日までに評価手続きは決着していたものの、持ち分移転自体は6月10日にすでに完了していたのではなく、7月24日までに完了する予定のままだった。[出典5528]



