発生日:2025年6月16日

イスラエルの攻撃がテヘランにあるイラン・イスラム共和国放送(IRIB)の使用する建物を直撃し、生放送中のテレビ番組が中断された後、国営放送は送信を再開した。報道で説明された映像には、司会者が話している最中に爆発でスタジオが揺れ、がれきが落下し、背後の画面が消える様子が映っていた。

攻撃は、イスラエルとイランによる直接の攻撃の応酬が始まって4日目に起きた。攻撃前、イスラエルのイスラエル・カッツ国防相は、イランのプロパガンダ機関がまもなく消滅すると述べていた。イスラエルは、放送局を含むテヘランの地区に退避警告を出していた。攻撃後、IRIBの当局者は軍事行動によって放送を沈黙させることはできないと述べ、速やかな放送再開を抵抗の行為として位置づけた。

その後、イラン国営テレビはイスラエルのN12とN14に向けた退避警告を発表し、IRIBへの攻撃に対する措置だと明示した。脅迫の応酬により、メディア施設とその職員が、軍事施設、核施設、インフラ施設と並んで標的になりつつあるとの懸念が高まった。提供された報道により、放送が中断されたことは確認されたが、放送局への攻撃による死傷者数について確認済みの数字は示されなかった。

この攻撃は、急速に拡大する作戦のさなかに起きた。イスラエルは数日前に航空作戦を開始し、イランによる核兵器取得を阻止することが目的だとしていた。イランは核兵器の開発を目指していることを否定している。イラン当局によると、その時点までにイスラエルの攻撃で、軍司令官、核科学者、民間人を含む少なくとも224人が死亡した一方、イランはイスラエルに向けて繰り返しミサイルを一斉発射した。

同日、イランのミサイルがテルアビブ、ブネイ・ブラク、ペタハ・ティクバ、ハイファなどイスラエルの複数の都市を直撃した。広範囲に及んだ攻撃で住宅や車両が損傷し、住民は警報が鳴る間、避難した。イスラエルはイラン国内の標的への攻撃を続け、ベンヤミン・ネタニヤフ首相は、作戦によってイランの治安指導部のメンバーを排除し、地域を変えつつあると述べた。

各国首脳はさらなるエスカレーションを警告した。英国のキア・スターマー首相は、主要7カ国(G7)首脳が緊張緩和を望んでいると述べた。フランスのエマニュエル・マクロン大統領は両国に対し民間人への攻撃をやめるよう求め、中国は緊張を和らげるための即時措置を促した。ドナルド・トランプ米大統領はテヘラン住民に退避を呼びかけ、G7サミットを途中で退席した一方、ホワイトハウスは、米政府はイスラエルの作戦に参加していないとの立場を維持した。

IRIBへの攻撃は、放送中のイラン国家の中枢機関を直撃したため、物理的な被害を超える意味を持った。短時間の中断と迅速な放送再開は、衝突における情報面での攻防も示した。通常兵器による攻撃が続くなか、双方の政府は自らの攻撃能力を誇示し、物語を統制し、相手国の国民に警告を発しようとしていた。