南アフリカの東ケープ州で発生した洪水による死者は101人に増え、捜索隊が行方不明の子ども2人の捜索を続けていると、当局者が2025年6月26日に発表した。

AP通信によると、洪水は寒冷前線が地域を通過した6月9日と10日の大雨によって引き起こされ、住宅、道路、その他のインフラに水が流れ込んだ。被害は、国内で最も貧しい州の一つである東ケープ州の農村部に集中した。当局によると、犠牲者101人のうち94人の身元が確認され、遺体は家族に引き渡された。最年少の犠牲者は生後12カ月の赤ちゃんで、死者のうち38人は子どもだった。

この気象システムがもたらしたのは水位上昇だけではなかった。AP通信によると、道路が損壊し、電力供給が途絶え、数千人が自宅からの避難を余儀なくされた。州全体で4,000人以上が住まいを失った。最新情報を発表した州当局者は、行方不明の子ども2人の捜索が今も続いていると述べており、主な洪水が引いた後も、一部の家族にとって災害が終わっていないことを示している。

洪水はまた、大きな復興負担を生み出した。南アフリカは先週、国家災害事態を宣言し、政府が救援資金を拠出できるようにした。東ケープ州当局は、損壊したインフラの再建に約2億8,800万ドルが必要になると見積もった。この数字は危機の第二段階、すなわち、すでに貧困と乏しい回復力に苦しむ州で道路、公共サービス、住宅を再建する費用を示している。

AP通信によると、シリル・ラマポーザ大統領は最も大きな被害を受けた現場を訪れ、洪水を気候変動と結び付けた。報道はまた、その後、別の寒冷前線が南アフリカの西ケープ州を襲い、ケープタウン周辺にさらなる雨と洪水をもたらしたと指摘した。このより広範な気象パターンは、東部の災害が孤立して起きたものではなく、国内各地に影響を及ぼす異常気象が続くなかで発生したことを示している。

南アフリカは、インド洋と南極海から流れ込む激しい気象前線に特に脆弱だ。AP通信は、2022年にダーバンとその周辺で発生した洪水により、400人以上が死亡したことを振り返った。この比較は、東ケープ州の災害が前例のない一回限りの出来事ではなく、繰り返される国家的リスクの一部であることをあらためて示している。

最新情報で新たに示されたのは、確認された人的損失の規模だ。死者は100人を超え、捜索が続くなか、人数は今後も変わる可能性がある。現時点での公式な状況は、農村部で資源が不足する地域に集中した激しい寒冷前線の暴風雨システムが100人以上の命を奪い、さらに数千人を避難させ、州に数カ月に及ぶ復旧作業を残したというものだ。