超正統派政党シャスが、宗教学生の徴兵免除を巡る対立を理由に内閣を離脱すると表明し、ベンヤミン・ネタニヤフ政権は再び内部の亀裂に見舞われた。この動きは、統一トーラー・ユダヤ教党による同様の辞任に続くもので、首相は国会で大幅に弱体化した政権運営を迫られる可能性に直面している。
シャスは、議員らがイェシバの学生に対する将来の兵役免除を保証できなかったため、党の代表者は良心に照らして政権にとどまれないと述べた。同党はまた、政府を外部から弱体化させるような行動は取らず、必ずしも政権崩壊を支持するわけではないとしたが、内閣離脱はそれでも深刻な打撃だ。BBCの報道によると、シャスが抜ければ、ネタニヤフ連立政権は定数120のクネセトで50議席に落ち込む。
超正統派の兵役を巡る対立は、ガザでのハマスとの戦争が21カ月以上続くなか、イスラエルで最も政治的に爆発力のある問題の一つとなっている。多くのイスラエル人は、他の人々が負担を担う一方で、ハレディの学生が兵役を免れられる制度に反発している。これに対し、超正統派の指導者らは、トーラーの全日制学習は神聖であり、兵役の義務化によって若者が宗教生活から引き離される恐れがあると主張する。最高裁判所は昨年、免除の終了を命じたが、国会は双方を満足させる代替法案で合意できていない。
この時期での離脱はネタニヤフへの圧力を強める。クネセトは間もなく3カ月の休会に入るため、首相には時間的猶予が生まれる一方、国会で容易に解決する機会も先送りされる。資料に含まれる証拠によると、政府はシャスと統一トーラー・ユダヤ教党の離脱が直ちに政権崩壊を引き起こさないことを期待しているが、政治的代償は明白だ。首相が安定を必要としているまさにその時に、連立政権内部の規律が弱まっている。
今回の内閣の変化は、この対立が抽象的な法的議論を超え、日常の政権運営にまで広がったことも示している。宗教サービス相のマイケル・マルキエリは、この問題への対応にラビたちが怒っていると述べ、党の声明は免除問題の解決を拒んだことを信頼の裏切りと位置付けた。ネタニヤフにとっての課題は、もはや一つの会派に残留を説得することだけではない。主要な超正統派の連立相手が、一部の問題では政府と歩調を合わせて投票する可能性はあるものの、もはや政権の政治的責任を負いたくないと示唆するなか、連立を維持しようとすることだ。
BBCの報道は、率直な見方を裏付けている。これはまだ政権の崩壊ではないが、すでに緊張状態にある連立政権に生じた、もう一つの重大な亀裂である。
閣僚の離脱によって徴兵を巡る対立を封じ込めることも難しくなった。争いが今や国会から政府機構そのものへ移ったためだ。シャスと統一トーラー・ユダヤ教党は、まだネタニヤフ政権を倒すとは述べていないが、その離脱はクネセトの休会中、首相が安定多数を確保していると主張する力を弱める。これにより首相は時間を得るが、確実性は得られない。徴兵問題が未解決のままなら、法案の採決が行われるたびに、連立政権が見かけ以上に脆弱であることが示される。



